8.4 Windowsファイルの管理

SUSE Linux Enterprise DesktopコンピュータをActive Directoryクライアントとして使用することにより、Windowsサーバ上のデータを参照、表示、および操作できます。以下に代表的な例を示します。

Nautilusを使ったWindowsファイルの参照

Nautilusのネットワーク参照機能を使って、Windowsデータを参照することができます。

Nautilusを使ったWindowsデータの表示

Nautilusを利用して、Linuxディレクトリを参照する場合と同様に、Windowsフォルダの内容を参照できます。Windowsサーバー上にファイルやフォルダを作成することもできます。

GNOMEアプリケーションを使ったWindowsデータの操作

多くのGNOMEアプリケーションでは、Windowsサーバ上のファイルを開いて作業を行い、再びWindowsサーバに保存することができます。

シングルサインオン

NautilusなどのGNOMEアプリケーションは、シングルサインオンをサポートしています。Webサーバ、プロキシサーバ、またはグループウェアサーバ(例:MS Exchange)などのWindowsリソースにアクセスする場合、再び認証を受ける必要はありません。ログイン時に一度ユーザ名とパスワードを入力するだけで、以降の認証はバックグラウンドで自動的に行われます。

Nautilusを使ってWindowsデータにアクセスするには、以下の手順に従ってください。

  1. Nautilusを起動して、[ネットワークサーバ]をクリックします。

  2. [Windowsネットワーク]をクリックします。

  3. アクセスするコンピュータがあるワークグループのアイコンをクリックします。

  4. コンピュータのアイコンをクリックして(必要に応じて認証を受けて)、次にそのコンピュータ上の目的の共有フォルダに移動します。

Nautilusを使ってWindowsユーザフォルダ中にフォルダを作成する場合は、Linuxフォルダを作成する場合と同じ手順で作業を行います。