8.3 フォルダの共有

企業環境では、ドキュメントの共有および交換は必須の機能です。Nautilusでは、ファイル共有機能を利用して、LinuxユーザとWindowsユーザ間でファイルやフォルダを共有できます。

8.3.1 コンピュータの共有を有効にする

フォルダを共有するには、コンピュータの共有を有効にする必要があります。共有を有効にする

  1. [コンピュータ] > [その他のアプリケーション] > [システム] > [YaST]の順にクリックします。

  2. rootパスワードを入力します。

  3. [Network Services](ネットワークサービス)をクリックします。

  4. [Windows Domain Membership](Windowsドメインメンバーシップ)をクリックします。

  5. [Allow Users to Share Their Directories](ユーザにディレクトリの共有を許可する)をクリックして、次に[完了]をクリックします。

8.3.2 フォルダの共有を有効にする

フォルダのファイル共有を有効にする

  1. Nautilusを起動します。

  2. ウィンドウ背景またはフォルダを右クリックして、コンテキスト メニューから[共有オプション]を選択します。

    [Folder Sharing]ダイアログボックス
  3. [このフォルダを共有]を選択します。

  4. (オプション)他のユーザからのフォルダへの書き込みを許可する場合は、[他の人がこのフォルダに書込みできるようにする]を選択します。

  5. (条件付き)共有に必要なパーミッションがフォルダにない場合は、[Add the permissions automatically](パーミッションを自動的に追加する)をクリックします。

フォルダが共有されていることを示すために、フォルダアイコンが変化します。

IMPORTANT: Sambaドメイン参照

Sambaドメイン参照は、システムのファイアウォールが正しく設定されている場合にのみ利用できます。ファイアウォール全体を無効にするか、または参照インタフェースを内部ファイアウォールゾーンに指定します。設定方法の詳細については、システム管理者にお問い合わせください。