2.3 3Dデスクトップ効果の設定

KDEデスクトップでのデスクトップ効果(Xgl)の設定は、YaSTやKDEコントロールセンター([個人設定])を使って簡単に行えます。

図 2-2 KDEの3Dデスクトップ効果

お使いのハードウェアがデスクトップ効果をサポートしているかどうかを確認し、設定準備を行うには、以下の手順に従ってください。

  1. YaSTを使って、compiz-kde, xglxgl-hardware-list、およびcompizパッケージをインストールします。

  2. /etc/X11/xgl-hardware-listファイルを確認して、お使いのハードウェアがデスクトップ効果をサポートしているかどうかを判断します。

  3. 必要に応じて、メーカーの説明に従ってドライバをダウンロード、インストールします。

3Dデスクトップ効果を有効にするには、以下の手順に従ってください。

  1. メインメニューからYaSTを起動するか、Alt+F2キーを押してyastと入力します。

  2. YaSTで、[システム] > [/etc/sysconfig Editor]の順にクリックします。

  3. 左側のリストから、[デスクトップ] > [ディスプレイマネージャ]エントリを開きます。

  4. DISPLAYMANAGER_XSERVERエントリを選択して、値をXglに設定します。

  5. [完了]をクリックして、変更を適用します。

  6. コンピュータを再起動します。デスクトップ効果が有効になります。

デスクトップ効果を使用する場合の主要機能とデフォルトのキーボードショートカットを次に示します。

ヒント: デスクトップ効果の設定

実行するデスクトップ効果の選択、キーボードショートカットの設定、および他のデスクトップ効果関連の設定を行うには、gnome-xgl-settingsユーティリティを使用します。ターミナルウィンドウから、または[コマンドの実行]プロンプトから、gnome-xgl-settingsを実行します。

実行中のセッションでデスクトップ効果を無効にするには、以下の手順に従ってください。

  1. KDEコントロールセンターを開いて、[KDE Components] > [Session Manager]の順に選択します。

  2. [Advanced]グループで、[Preferred Window Manager][kwin]に設定します。

  3. [適用]を選択して変更内容を反映し、モジュールを終了します。

デスクトップ効果を永久に無効にするには、以下の手順に従ってください。

  1. YaSTを起動します。

  2. [システム] > [/etc/sysconfig Editor]の順に選択します。

  3. 左側のリストから、[デスクトップ] > [ディスプレイマネージャ]エントリを開きます。

  4. DISPLAYMANAGER_XSERVERエントリを選択して、値をXorgに設定します。

  5. [完了]をクリックして、変更を適用します。

  6. コンピュータを再起動します。