2.2 デスクトップオブジェクトの設定

KDEデスクトップには、デスクトップアイコンがあらかじめ定義されています。フォルダ、ファイル、リンクなどのオブジェクトを追加することにより、デスクトップ上に他のアイコンを作成したり、配置を変更することができます。

デスクトップアイコンの作成と配置

  1. 新しくデスクトップオブジェクトを追加するには、たとえばKonquerorのメインメニューから項目を選択し、それをデスクトップにドラッグします。項目をコピー、移動するのか、またはオブジェクトへのリンクを作成するのかを選択できるコンテキストメニューが表示されます。

  2. また、デスクトップ上の空の領域を右クリックして、[Create New]を選択し、新しいデスクトップオブジェクトを作成することもできます。この場合、サブメニューからデスクトップに作成するオブジェクトの種類を選択します。フォルダ、ファイル形式、アプリケーションへのリンク、ファイル、Webサイト、またはCD-ROM などのデバイスを選択することができます。

  3. デスクトップ上のアイコンの配列を調整するには、デスクトップ上の空の領域を右クリックして、[Icons]に表示されるいずれかのオプションを選択します。

SUSE Linux Enterprise®には、スクリーンセーバーがあらかじめ設定されています。設定内容は自由に変更できます。

スクリーンセーバの設定

  1. デスクトップ上の空の領域を右クリックして、[Configure Desktop]を選択します。

  2. 表示されるダイアログから、[Screen Saver]を選択します。

  3. スクリーンセーバーのリストからスクリーンセーバーをクリックすると、ダイアログの右側にプレビューが表示されます。

  4. [Setup]をクリックして、速度や形状などのオプションを調整できます。

  5. また、スクリーンセーバーの代わりに空の画面を表示したり、スクリーンセーバーをランダムに表示することもできます。これらのオプションは、スクリーンセーバーリストの最後にあります。

  6. [Settings]では、スクリーンセーバーを表示するまでの操作が何も行われなかった時間や、スクリーンセーバーを解除する時にパスワードが必要かどうかなどを設定できます。

  7. [OK]をクリックして、変更内容を適用し、設定ダイアログを閉じます。

バックグラウンドのの色を変更したり、バックグラウンドのとして使用する写真を選択したりできます。KDEでは仮想デスクトップを使用できるため、変更を仮想デスクトップの1つ、またはすべてに適用できます。

デスクトップの背景の変更

  1. デスクトップで何もない場所を右クリックして、[Configure Desktop]を選択します。設定ダイアログが表示されます。

  2. [Settings for Desktop]で、変更を適用する仮想デスクトップを選択します。

  3. 背景の写真を変更する場合は、[Picture]をクリックして、リストから写真を選択します。カスタムの写真を使用するには、リストの下にあるフォルダボタンをクリックし、ファイルシステムから画像ファイルを選択します。

  4. スライドショーモードで複数の画像を表示するには、[Slide Show]をクリックします。

  5. バックグラウンドに写真を使用しない場合は、[No Picture]をクリックします。

  6. [Options]グループから、[Colors]下の左側のボタンをクリックして、バックグラウンドの色を選択します。マルチカラーのバックグラウンドを使用するには、[Colors][Single Colors]以外のオプションに設定し、右下のボタンをクリックして、2番目の色を選択します。

  7. [Apply][OK]の順にクリックして、設定ダイアログを閉じます。

ユーザによっては、デフォルトより多くのデスクトップを必要とします。

他の仮想デスクトップの追加

  1. パネルのデスクトッププレビューアを右クリックして[Configure Desktop]を選択します。表示される設定ダイアログで、仮想デスクトップの数を増減できます。デスクトップのデフォルトの名前も変更できます。

  2. [OK]をクリックして、変更内容を適用し、設定ダイアログを閉じます。

  3. デスクトッププレビューアに、デスクトップの数ではなく名前を表示するには、デスクトッププレビューアを右クリックし、[Pager Options] > [Desktop Name]の順に選択します。