4.4 カレンダ

Kontactは、カレンダコンポーネントとしてKOrganizerを使用します。KOrganizerを設定するには、[設定] > [KOrganizerの設定]を選択します。カレンダでは、アポイントを入力したり、会議をスケジューリングしたりします。必要に応じて、今後のイベントの通知を設定できます。[ファイル]メニューのオプションを使用して、カレンダのインポート、エクスポート、およびアーカイブを行うこともできます。

図 4-4 Kontactのカレンダ

4.4.1 イベントのスケジューリング

新しいイベントまたは会議を追加するには、[アクション] > [新規イベント]の順に選択します。詳細情報を入力します。[アラーム]では、出席者にイベントを通知する時間(何日前、何時前、何分前など)を正確に指定します。繰り返し実施されるイベントの場合は、間隔を指定します。カレンダの特定の時点にイベントを作成するもう1つの方法は、プログラムのいずれかのカレンダビューで、対応するフィールドをダブルクリックすることです。これによって、メニューから実行した場合と同じダイアログウィンドウが表示されます。または、カレンダ表示で時間の範囲を選択して、右クリックします。

ダイアログに手動でデータを入力するか、またはアドレス帳からデータを挿入してイベントの出席者を指定します。手動で入力する場合は、[新規]を選択します。データをアドレス帳からインポートする場合は、[アドレスの選択]をクリックしてダイアログから該当するエントリを選択します。出席者の予定に合わせてイベントをスケジューリングするには、[予定の有無]を選択して[日付を選択]をクリックします。

定期的に実施されるイベントを設定するには、[繰り返し]タブを使用します。その他の情報(議事録など)をイベントにリンクするには、[添付ファイル]を使用できます。

4.4.2 カレンダの追加

重要: グループウェアのカレンダ

グループウェアリソースを追加するには、個別のツールであるGroupware Wizardを使用するのが最善の方法です。これを使用するには、Kontactを終了してから、コマンドラインでgroupwarewizardを実行するか、KDEメニューのオフィスのグループから選択します。表示されるリストからSLOX、Groupwise、Exchangeなどのサーバタイプを選択し、アドレスと認証データを入力します。使用可能なリソースがKontactに追加されます。

カレンダモジュールは、同時に複数のカレンダに接続できます。この機能は、個人のカレンダを組織のカレンダに統合する場合などに役立ちます。新しいカレンダを追加するには、[追加]をクリックしてカレンダタイプを選択します。必須フィールドにデータを入力します。

カレンダの前のチェックボックスは、それぞれの有効状態を示します。カレンダを削除せずに非表示にするには、そのチェックボックスをオフにします。[削除]を選択すると、選択したカレンダがリストから削除されます。