8.3 電話をかける

いったんLinphoneを正しく設定すれば、電話は簡単にかけることができます。通話のための手順は、通話のタイプ(セクション 8.1.2, 接続タイプを決めるを参照)に応じて少し違います。

  1. メニューまたはコマンドラインからLinphoneを起動します。

  2. [SIPアドレス]に、相手のSIPアドレスを入力します。アドレスは、直接電話をかける場合にはsip:username@domainnameまたはusername@hostnameのように、プロキシやSIPプロバイダのサービスを使用する場合にはusername@sipserverまたはuserid@sipserverのようになります。

  3. SIPサービスプロバイダやプロキシを使用している場合には、[Proxy to use]から適切なプロキシまたはプロバイダを選択し、このプロキシで必要な認証データを入力します。

  4. [電話をかける 電話に出る]をクリックして、相手が電話を受けるのを待ちます。

  5. 通話が終わった、または終わらせる場合には、[電話を切る 会話を拒否]をクリックして、Linphoneを終了します。

通話中にサウンドのパラメータを調整する必要が生じた場合には、[詳細]をクリックします。さらに多くのオプションがある4つのタブが表示されます。最初の[サウンド]タブには、[受話音量][送話音量]のオプションがあります。必要に合わせてスライダで調整してください。

[状態]タブでは、自分の現在のオンライン状態を設定できます。この情報は、相手が電話をかけようとしたときに伝えることができます。長い時間席を離れていて、このことを相手に知らせたい場合には、[退席中]を選択します。しばらくの間忙しいものの、後ほどまた連絡してほしい場合には、[今席をはずしています。...分]を選択して、連絡可能になるまでの時間を指定します。連絡可能になったら、状態をデフォルト([在席中])に戻してください。相手側がこちらのオンライン状態をチェックできるかどうかは、で説明しているように、電話帳の[Subscribe Policy]セクション 8.5, アドレス帳を使用するで設定できます。電話帳に載っている相手のオンライン状態は、[My online friends]タブでモニタすることができます。

[DTMF]タブでは、ボイスメールを`ェックするためのDTMFコードを入力できます。ボイスメールをチェックするには、適切なSIPアドレスを入力し、[DTMF]タブのキーパッドを使って、ボイスメールのコードを入力します。最後に、通常の電話をかける場合と同じように、[電話をかける 電話に出る]をクリックします。