18.0 64ビットシステム環境での32ビットと64ビットのアプリケーション

SUSE Linux Enterprise®は、複数の 64ビットプラットフォームで利用できます。 ただし、付属のすべてのアプリケーションが64ビットプラットフォームに移植されている訳ではありません。 SUSE Linux Enterpriseは、32ビットアプリケーションの64ビットシステム環境での使用をサポートしています。 この章では、 64ビットSUSE Linux Enterpriseプラットフォームでこのサポートがどのように行われているかについて簡潔に説明します。 また、32ビットアプリケーションの実行方法(ランタイムサポート)、および32ビットと64ビットのシステム環境の両方で実行できるように32ビットアプリケーションをコンパイルする方法について説明します。 さらに、カーネルAPIに関する情報、および32ビットアプリケーションを64ビットカーネルで実行する方法についても説明します。

メモ: IBM System zの31ビットアプリケーション:

IBM System zでのs390は31ビット環境を使用します。 次に示す32ビットアプリケーションへの参照は、31ビットアプリケーションにも適用されます。

64ビットプラットフォームia64、ppc64、s390x、およびx86_64版SUSE Linux Enterpriseは、64ビット環境で既存の32ビットアプリケーションをそのまま実行できるように設計されています。対応する 32ビットプラットフォームには、ia64のx86、ppc64のppc、s390xのs390、およびx86___64のx86があります。このサポートにより、対応する 64ビット移植版が使用可能になるのを待たなくても、使用したい 32ビットアプリケーションを引き続き使用できます。現在のppc64システムは、大部分のアプリケーションを 32ビットモードで実行しますが、 64ビットアプリケーションを実行することもできます。