24.6 Active Directoryネットワーク内のSambaサーバ

LinuxサーバとWindowsサーバの両方を利用する場合、2つの独立した認証システムまたはネットワークを作成するか、または単一の中央認証システムを持つ単一のネットワークに両方のサーバを接続します。SambaはActive Directoryドメインと連携できるため、お使いのSUSE Linux Enterprise ServerをActive Directory (AD)に参加できます。

既存のActive Directoryドメインに参加するには、インストール時に設定を行うか、または後でYaSTを使って、SMBユーザ認証を有効にします。インストール時のドメイン結合については、を参照してください。6.14.1.7項 「ユーザ認証方法」

稼働中のシステムをActive Directoryドメインに参加させるには、以下の手順に従ってください。

  1. rootとしてログインし、YaSTを起動します。

  2. [ネットワークサービス] > [Windows Domain Membership]の順に選択します。

  3. [Windows Domain Membership]画面の[Domain or Workgroup]に、参加するドメインを入力します。

    図 24-1 Windowsドメインメンバーシップの決定

  4. SUSE Linux Enterprise ServerでLinux認証にSMBソースを使用する場合は、[Linuxの認証にもSMBの情報を用いる]を選択します。

  5. ドメインへの参加を確認するメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。

  6. Active DirectoryサーバのWindows管理者用パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

    Active Directoryドメインコントローラから、すべての認証データを取得できるようになりました。