必要なデバイス情報は、システムファイルシステムによってエクスポートされます。カーネルが検出および初期化するすべてのデバイスについて、そのデバイス名を含んだディレクトリが作成されます。このディレクトリには、デバイス固有のプロパティのある属性ファイルが含まれます。
デバイスが追加または削除されるたびに、カーネルはueventを送信して、udevに変更を通知します。udevデーモンは、起動時に/etc/udev/rules.d/*.rulesから提示されたすべての規則を読み、解析し、メモリ内に保管します。規則ファイルが変更、追加、または削除されると、このデーモンは、udevadm control reload_rulesコマンドで、すべての規則をメモリに再ロードできます。これは、/etc/init.d/boot.udev reloadの実行時にも行われます。udevルールとその構文の詳細については、セクション 11.6, udevルールを処理するカーネルデバイスイベントへの影響を参照してください。
着信したイベントは、すべて一連のプロバイダルールと一致します。規則によって、イベント環境キーを追加または変更したり、作成するデバイスノードに特定の名前を要求したり、ノードを指すシンボリックリンクを追加したり、またはデバイスノードの作成後に実行するプログラムを追加したりできます。ドライバのコアueventは、カーネルのネットリンクソケットから受信されます。