13.2 国および時間の設定の変更

YaSTの日付と時刻モジュールを使用して、システムの日付、時計、およびタイムゾーンの情報をユーザの地域に調整します。まず、ヨーロッパなどの一般的な地域を選択します。次に、ユーザの地域に一致する適切なタイムゾーン([ドイツ]など)を選択します。

ワークステーション上のオペレーティングシステムに応じて、ハードウェアの時刻の設定を調整します。

日付と時刻を手動で変更するか、またはNTPサーバに対してマシンを永続的に同期するか、またはハードウェアの時刻のみを調整するかを選択できます。日付と時刻を手動で設定する場合は、次の手順に従います。

図 13-2 国と時間を設定する

  1. 日付と時刻を変更するには、[時刻と日付の変更]をクリックします。

  2. [手動]を選択し、日時の値を入力します。

  3. [受諾]をクリックして確認します。

NTPサーバを利用する場合:

図 13-3 NTPサーバにより日付と時刻を設定する

  1. 日付と時刻を変更するには、[時刻と日付の変更]をクリックします。

  2. [Synchronize with NTP Server]を選択します。

  3. 事前に入力されていない場合は、NTPサーバのアドレスを入力します。

  4. [Synchronize Now]を押し、適切なシステム時間を設定します。NTPを永続的に利用する場合は、[Save NTP Configuration]を有効にします。

  5. [受諾]をクリックして確認します。

また[Configure]ボタンにより、詳細なNTP設定を開くことができます。詳細については、20.1項 「YaSTでのNTPクライアントの設定;」を参照してください。