YaSTで、ユーザアカウントの作成、変更、削除または一時的な無効化のために提供されます。経験豊富なユーザまたは管理者であり、影響について理解している場合を除いて、ユーザアカウントは変更しないでください。
メモ: 既存ユーザのユーザーIDを変更する
ファイル所有権はユーザ名ではなくユーザIDにバインドされます。ユーザIDの変更後、この変更に合わせてユーザのホームディレクトリのファイルが自動的に調整されます。ただし、このIDを変更すると、該当するファイルのファイル所有権を手動で変更しない限り、ユーザはファイルシステムの他の場所で作成したファイルの所有権を失います。
次に、デフォルトのユーザアカウントを設定する方法を説明します。自動ログイン、パスワードを使用しないログイン、暗号化されたホームディレクトリの設定、ユーザとグループのクオータの管理など、さらに詳細なオプションについては、セクション 12.3.5, クオータの管理を参照してください。
YaSTの
ダイアログを開き、 タブをクリックします。では、管理するユーザセットを定義します。このダイアログには、システムのユーザリスト、およびユーザが属するグループが表示されます。
既存のユーザに対するオプションを変更するには、エントリを選択し、
をクリックします。新しいユーザアカウントを作成するには、
をクリックします。(ログインで使用される)
および など、最初のタブで適切なユーザデータを入力します。このデータは、新しいユーザを作成するために十分なものです。ここで をクリックすると、システムにより自動的にユーザIDが割り当てられ、デフォルトに従って他のすべての値が設定されます。ユーザIDまたはユーザのホームディレクトリへのパスなど、さらに詳細な情報を調整する場合は、
タブを使用します。既存のユーザのホームディレクトリを再配置する必要がある場合は、新しいホームディレクトリへのパスを入力し、
により現在のホームディレクトリの内容を移動します。ホームディレクトリを再配置する必要がない場合は、既存データが存在しなくても新しいホームディレクトリが作成されます。パスワードを定期的に変更することをユーザに強制するか、他のパスワードオプションを設定するには、
に切り替え、オプションを調整します。すべてのオプションが希望どおりに設定されたら、
をクリックします。ダイアログを終了しないですべての変更を保存するには、 をクリックします。管理ダイアログを閉じて変更を保存するには、 をクリックします。新たに追加されたユーザは、作成済みのログイン名とパスワードを使用してシステムにログインできるようになります。
ヒント: ユーザIDの一致
このユーザが既にユーザIDを持つネットワーク環境に統合する必要があるラップトップ上の新しい(ローカル)ユーザの場合、このネットワークのIDに(ローカル)ユーザIDを照合させることは役に立ちます。これにより、ユーザがオフライン
で作成するファイルのファイル所有権は、ネットワーク上で直接作成した場合と同じになります。
YaSTの
ダイアログを開き、 タブをクリックします。ユーザアカウントを削除しないで一時的に無効にするには、リストからユーザを選択し、
をクリックします。 を有効にします。ユーザは、アカウントを再び有効にするまで、マシンにログインできません。ユーザアカウントを削除するには、リストからユーザを選択して、
をクリックします。ユーザのホームディレクトリを削除するか、またはこのデータを保持するかを選択します。