コンピュータのブート時にカーネルパラメータ regurlおよびregcertを使用して、SMTを使用するようにクライアントを設定できます1つめのパラメータは必須で、2つめのパラメータは任意です。
SMTサーバのURLURLは、https://FQDN/center/regsvc/というフォーマットで、FQDNはSMTサーバの完全修飾ホスト名にする必要があります。これはSMTサーバで使用されるサーバ証明書のFQDNと同じである必要があります。例:
regurl=https://smt.example.com/center/regsvc/
SMTサーバのCA証明書の場所。次のいずれかの場所を指定します。
証明書をダウンロードできる、リモートの場所(HTTP、HTTPS、またはFTP)。例:
regcert=http://smt.example.com/smt.crt
フロッピーの場所を指定します。フロッピーはブート時に挿入する必要があります。フロッピーがなくても、挿入するよう要求されることはありません。値は、文字列floppyに証明書へのパスを連結したものにします。例:
regcert=floppy/smt/smt-ca.crt
ローカルマシン上の証明書への絶対パス。例:
regcert=/data/inst/smt/smt-ca.cert
askを使用してインストール中にポップアップメニューを開き、証明書へのパスを指定します。このオプションはAutoYaSTで使用しないでください。例:
regcert=ask
アドオン製品によって証明書がインストールされる場合、または公式の認証局によって発行される証明書を使用している場合は、doneを使用します。例:
regcert=done
警告: 入力ミスに注意してください
入力した値が正しいことを確認してください。regurlが正しく指定されていないと、アップデートソースの登録が失敗します。
regcertに正しくない値が入力されると、証明書へのローカルパスの指定を求められます。regcertが指定されていない場合は、デフォルトでhttp://FQDN/smt.crtが使用されます。ここで、FQDNはSMTサーバ名です。
警告: SMTサーバ証明書の変更
SMTサーバが、信頼されていない新しいCAから新しい証明書を取得する場合、クライアントは新しいCA証明書ファイルをフェッチする必要があります。これが登録プロセスで自動的に行われるのは、URLがインストール時に証明書をフェッチするのに使用された場合か、もしくはregcertパラメータが省略され、デフォルトのURLが使用されている場合のみです。フロッピーまたはローカルパスなど、別の方法を使用して証明書がロードされた場合、CA証明書はアップデートされません。