Ext2とExt3のファイルシステムは、resize2fsコマンドでマウントまたはアンマウントする際にサイズ変更できます。
端末コンソールを開いて、rootユーザまたは同等の権限でログインします。
次の方法の1つで、ファイルシステムのサイズを増加します。
ファイルシステムのサイズを/dev/sda1と呼ばれるデバイスの、利用可能な最大サイズまで拡大するには、次のように入力します。
resize2fs /dev/sda1
sizeパラメータを指定しない場合、サイズはパーティションのサイズにデフォルト設定されます。
ファイルシステムを特定のサイズに拡張するには、次のコマンドを入力します。
resize2fs /dev/sda1 size
sizeパラメータは、要求されたファイルシステムの新サイズを指定します。単位を指定しない場合のsizeパラメータの単位は、ファイルシステムのブロックサイズです。オプションとして、sizeパラメータの後ろに、次の単位指定子の1つを付けることができます。sは512バイトのセクタ、Kはキロバイト(1キロバイトは1024バイト)、Mはメガバイト、Gはギガバイトを表します。
サイズ変更が完了するまで待って、続行します。
ファイルシステムがマウントされていない場合は、この時点で、ファイルシステムをマウントします。
たとえば、Ext2ファイルシステムを、/dev/sda1という名前のデバイスに、マウントポイント/homeでマウントするには、次のように入力します。
mount -t ext2 /dev/sda1 /home
次のように入力して、マウントされたファイルシステムに対するサイズ変更の効果をチェックします。
df -h
ディスクフリー(df)コマンドは、ディスクの合計サイズ、使用されたブロック数、およびファイルシステム上の使用可能なブロック数を表示します。-hオプションは、読みやすい形式でサイズを出力します(1K,、234M、2Gなど)。