5.5 Reiserファイルシステムのサイズの削減

Reiserファイルシステムは、ボリュームがアンマウントされている場合のみ、サイズを削減することができます。

  1. 端末コンソールを開いて、rootユーザまたは同等の権限でログインします。

  2. 次のコマンドを入力して、デバイスをアンマウントします。

    umount /mnt/point
    

    サイズを削減するパーティションにシステムファイル(ルート/ボリュームなど)が含まれていると、ブート可能なCDまたはフロッピーからブートする場合のみ、アンマウントが可能です。

  3. /dev/sda1という名前のデバイスのファイルシステムのサイズを削減するには、次のコマンドを入力します。

    resize_reiserfs -s size /dev/sda2
    

    sizeを目的のサイズ(バイト単位)で置き換えます。50000K(キロバイト)、250M(メガバイト)、2G (ギガバイト)など、値の単位を指定することもできます。代わりに、マイナス(-)記号を値の前に付けて、現在のサイズに対する削減分を指定することもできます。たとえば、次のコマンドは、/dev/md0上のファイルシステムのサイズを 500 MB分減少させます。

    resize_reiserfs -s -500M /dev/sda2
    

    サイズ変更が完了するまで待って、続行します。

  4. 次のコマンドで、ファイルシステムをマウントします。

    mount -t reiserfs /dev/sda2 /mnt/point
    
  5. 次のように入力して、マウントされたファイルシステムに対するサイズ変更の効果をチェックします。

    df -h
    

    ディスクフリー(df)コマンドは、ディスクの合計サイズ、使用されたブロック数、およびファイルシステム上の使用可能なブロック数を表示します。-hオプションは、読みやすい形式でサイズを出力します(1K,、234M、2Gなど)。