7.12 マルチパスI/Oステータスの表示

マルチパスI/Oのステータスをクエリすると、マルチパスマップの現在のステータスが出力されます。

multipath -lオプションを使用すると、パスチェッカが最後に実行された時点での現行パスステータスが表示されます。ただし、パスチェッカは実行されません。

multipath -llオプションを使用すると、パスチェッカが実行され、パス情報が更新され、最後に、現在のステータス情報が表示されます。このオプションは、常に、パスステータスの最新情報を表示します。

  1. 端末コンソールのプロンプトで、次のように入力します。

    multipath -ll
    

    各マルチパスデバイスの情報が表示されます。次に例を示します。

    3600601607cf30e00184589a37a31d911
    [size=127 GB][features="0"][hwhandler="1 emc"]
    
    \_ round-robin 0 [active][first]
      \_ 1:0:1:2 sdav 66:240  [ready ][active]
      \_ 0:0:1:2 sdr  65:16   [ready ][active]
    
    \_ round-robin 0 [enabled]
      \_ 1:0:0:2 sdag 66:0    [ready ][active]
      \_ 0:0:0:2 sdc  8:32    [ready ][active]
    

デバイスごとに、デバイスのID、サイズ、機能、およびハードウェアハンドラが表示されます。

デバイスへのパスは、自動的に、デバイス検出時に優先度グループとしてグループ化されます。一度に1つの優先度グループだけがアクティブになります。アクティブ/アクティブ構成の場合、すべてのパスが同じグループに属します。アクティブ/パッシブ構成の場合、パッシブパスは別個の優先度グループに属しれます。

グループごとに、次の情報が表示されます。

パスごとに、次の情報が表示されます。