6.1 udevによるデバイスの命名

Linux 2.6以降のカーネルでは、udevによって、永続的なデバイス名を使用した/devディレクトリのユーザスペースソリューションが提供されます。システムに対してデバイスを追加または削除する場合は、ホットプラグシステムの一部としてudevが実行されます。

ルールのリストが特定デバイス属性との比較に使用されます。udevルールのインフラストラクチャ(/etc/udev/rules.dディレクトリで定義)は、すべてのディスクデバイスに、それらの認識順序や当該デバイスに使用される接続に関わらず、安定した名前を提供します。udevツールは、カーネルが作成するすべての該当ブロックデバイスを調べ、一定のバス、ドライブタイプ、またはファイルシステムに基づいて、ネーミングルールを適用します。udev用の独自ルールを定義する方法については、「Writing udev Rules」を参照してください。

動的なカーネル提供のデバイスノード名に加えて、udevは、/dev/diskディレクトリ内のデバイスをポイントする永続的なシンボリックリンクのクラスを保持します。このディレクトリは、さらに、by-idby-labelby-path、およびby-uuidの各サブディレクトリに分類されます。

メモ: udev以外のプログラム(LVMやmdなど)も、UUIDを生成することがありますが、それらのUUIDは/dev/diskにリストされません。