6.4 ブートローダと/etc/fstabファイルでのUUIDの使用(IA64の場合)

インストール後、次のプロシージャに従って、IA64システムのブートローダファイルと/etc/fstabファイルにシステムデバイスのUUIDを設定します。IA64はEFI BIOSを使用します。ファイルシステムの環境設定ファイルは、/boot/efi/SuSE/elilo.confであり、/etc/fstabではありません。

プロシージャを開始する前に、/boot/efi/SuSE/elilo.confファイルのコピーをとります。

  1. SANデバイスを接続せずに、SUSE Linux Enterprise Server for IA64をインストールします。

  2. インストール後、システムをブートします。

  3. rootユーザまたはそれと同等の権限で、端末コンソールを開きます。

  4. /dev/disk/by-uuidディレクトリにナビゲートして、/boot/root、およびswapをインストールしたデバイスのUUIDを見つけます。

    1. 端末コンソールのプロンプトで、次のように入力します。

      cd /dev/disk/by-uuid
      
    2. 次を入力して、すべてのパーティションをリストします。

      ll
      
    3. 次のようなUUIDを見つけます。

      e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a —> /dev/sda1
      
  5. YaST2でブートローダオプションを使用して、ブートローダファイルを編集します。

    たとえば、次のように変更します。

    root=/dev/sda1
    

    変更先:

    root=/dev/disk/by-uuid/e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a
    
  6. /boot/efi/SuSE/elilo.confファイルを編集して、システムデバイスのエントリを場所からUUIDに変更します。

    たとえば、次のように変更します。

    /dev/sda1   /   reiserfs   acl,user_xattr        1 1
    

    変更先:

    UUID=e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a   /  reiserfs   acl,user_xattr        1 1
    

    重要: ファイル内に、不要な文字やスペースが残っていないようにしてください。