インストール後、オプションとして、次の手順に従って、x86システムのブートローダファイルと/etc/fstabファイルでシステムデバイスのUUIDを設定できます。
プロシージャを開始する前に、/boot/grub/menu.1stファイルと/etc/fstabファイルのコピーをとってください。
SANデバイスを接続せずに、SUSE® Linux Enterprise Server for x86をインストールします。
インストール後、システムをブートします。
rootユーザまたはそれと同等の権限で、端末コンソールを開きます。
/dev/disk/by-uuidディレクトリにナビゲートして、/boot、/root、およびswapをインストールしたデバイスのUUIDを見つけます。
端末コンソールのプロンプトで、次のように入力します。
cd /dev/disk/by-uuid
次を入力して、すべてのパーティションをリストします。
ll
次のようなUUIDを見つけます。
e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a —> /dev/sda1
YaST2でブートローダオプションを使用するか、またはテキストエディタを使用して、/boot/grub/menu.1stファイルを編集します。
たとえば、次のように変更します。
kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda1
変更先:
kernel /boot/vmlinuz root=/dev/disk/by-uuid/e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a
重要: 間違えた場合は、SAN接続なしでサーバをブートし、参考として/boot/grub/menu.1stファイルのバックアップコピーを使用してエラーを修正できます。
YaSTでブートローダオプションを使用する場合は、値を変更すると、ブートローダファイルに重複行が追加されるという欠陥があります。エディタを使用して、次の重複行を削除します。
color white/blue black/light-gray
default 0
timeout 8
gfxmenu (sd0,1)/boot/message
YaSTで、ルート(/)デバイスをマウントする方法(UUIDを使用する、ラベルを使用するなど)を変更する際には、ブートローダの設定を再保存して、変更内容をブートローダに対して有効にする必要があります。
rootユーザまたはそれと同等の権限で、次のいずれかを実行してUUIDを/etc/fstabファイルに入力します。
YaSTを[
][ ]の順に開き、目的のデバイスを選択し、最後に[ ]を変更します。/etc/fstabファイルを編集して、システムデバイスのエントリを場所からUUIDに変更します。
たとえば、ルート(/)ボリュームのデバイスパスが/dev/sda1で、そのUUIDがe014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77aの場合、次のように行エントリを変更します。
/dev/sda1 / reiserfs acl,user_xattr 1 1
変更先:
UUID=e014e482-1c2d-4d09-84ec-61b3aefde77a / reiserfs acl,user_xattr 1 1
重要: ファイル内に、不要な文字やスペースが残っていないようにしてください。