A.4 ミラーリングフォルダの理解

問題: ミラーリングフォルダの仕組みが分からないので、それを使用するかしないか判断できません。

ミラーリングされたフォルダとは、Micro Focus Vibe内のライブラリフォルダのことで、Vibe外部のシステムドライブ上にあるフォルダと同期されています。Vibeインタフェースを使用するか、ドライブ上のファイルにアクセスすることによって基本的なアクション(サブフォルダとファイルの追加、ファイルの変更、フォルダとファイルの削除)を実行すると、変更内容が他のインタフェースに反映されます。ミラーリングファイルを使用する利点としては、テキスト検索、ワークフロー、およびディスカッション(ライブラリフォルダ内のエントリに適用されるコメントの形式として)などのVibeツールを、ドライブ上のファイルに適用できる点が挙げられます。

Vibeは、次の2種類の外部フォルダをサポートしています。

  • ファイルシステム上のディレクトリ

  • WebDAV経由でアクセスできるフォルダ

ミラーリングファイルを使用する場合は、次のヒントを考慮してください。

  • システムフォルダへのパスを指定する場合、フォルダへのフル(絶対)パスを指定します。

  • ミラーリングされたフォルダを作成したら、パス名を変更したり、Vibeライブラリフォルダをミラーリングされていないフォルダに再構成したりすることはできません。

  • ミラーリングされた新しいフォルダを初期化するには、[管理]>[Modify this folder]の順にクリックし、同期ツールを使用します。

    ミラーリングされたフォルダの同期方法に関する詳細については、『Micro Focus Vibe 4.0.6 Advanced User Guide (Micro Focus Vibe 4.0.6上級ユーザガイド)』の「Synchronizing a Mirrored Folder (ミラーリングされたフォルダの同期)」を参照してください。

  • ミラーリングフォルダ内のエントリに追加ファイルを添付しないでください。追加ファイルを添付した場合の動作は予測できません。

    同期は、Vibeのメニュー項目を使用し、手動でのみ実行できます。同期をスケジュールすることはできません。

  • サーバ上でファイルを削除すると、ライブラリフォルダ内のエントリ全体(添付ファイルだけではない)がVibeによって削除されます。

  • サブフォルダの追加および削除を行うと、他のシステム内でもサブフォルダの追加および削除が行われます。サブフォルダを削除すると、両方の場所でその内容のすべてが削除されます。

    ミラーリングされたファイルのフォルダに関する詳細については、『Micro Focus Vibe 4.0.6 Advanced User Guide (Micro Focus Vibe 4.0.6上級ユーザガイド)』の「Working with Mirrored Folders (ミラーリングされたフォルダの使用)」を参照してください。