2.1 製品の概要

パッチ管理は環境設定管理スイートに完全統合された機能で、ZENworks Patch Management 6.4など、以前のスタンドアロンバージョンで使用されていたものと同じ、エージェントベースのパッチ、脆弱性パッチ、コンプライアンス管理ソリューションを提供します。

パッチ管理は、高速パッチ修正機能を備えており、異機種混在型の企業全体でパッチの収集、分析、および配信を自動化してエンドポイントのセキュリティを確保することによって未然に脅威を管理できます。

ZENworksサーバには、ZENworksコントロールセンターと呼ばれるWebベースの管理ユーザインタフェースが備わっています。パッチ管理の機能で、パッチコンプライアンスを企業全体で監視し、維持できます。ZENworks 10 Configuration Managementプライマリサーバは、ZENworks Adaptive Agentをターゲットネットワーク内のすべてのクライアントシステムに展開することができ、すべてのシステムを最新のセキュリティパッチ、ソフトウェアアップデート、およびサービスパックで確実に保護することができます。

パッチ管理機能は、ZENworks Patch Subscription Networkとセキュアな接続で定期的に通信することにより、常に最新のパッチと修復プログラムが適用された最新の状態に保たれます。最初の60日間の無料評価期間が過ぎた後、パッチ管理機能の最新のパッチおよび脆弱性情報を引き続き毎日ダウンロードするには、有料のサブスクリプションが必要です。

新しいパッチがZENworks Patch Subscription Networkにリリースされると、自動的にZENworksサーバにダウンロードされ、管理者に電子メールが送信されます。管理者は、ZENworksコントロールセンターにログインすると、展開が必要な新しいパッチとデバイスのリストと、説明および業務への影響の概要を簡単に参照できます。この時点で、管理者はパッチをデバイスに展開するか、パッチを無視するかを選択できます。