2.3 パッチ管理の機能

パッチ管理には世界最大級の自動化パッチのリポジトリがあり、すべての主要オペレーティングシステムおよびさまざまなサードパーティアプリケーション向けのパッチを含んでいます。パッチ管理の特徴は、エージェントベースのアーキテクチャ、パッチパッケージの事前テスト、拡張性の高いソフトウェア、および使いやすい機能で、顧客は業界平均より13倍も高速にパッチを適用できます。

特許取得済みのDigital Fingerprinting Technologyは、パッチと脆弱性の評価、修復、および監視のための非常に正確なプロセスを提供し、すべてのシステムを攻撃から保護します。修正は、ウィザードベースのパッチ展開、段階的ロールアウトのサポート、パッチインストールの高速な検証などにより、高速で正確です。パッチ管理は常にエンドポイントを監視して、迅速にパッチコンプライアンスを達成し、継続してパッチが適用されるようにします。

パッチ管理を使用すると、システムに効果的にパッチを適用し、システムがITおよび規制のコンプライアンス監査に正常に準拠するようにできます。パッチ管理は、特定のコンピュータに適用されていないパッチすべてが含まれたパッチフィンガープリントプロファイルを作成し、各エンドポイントの継続的なコンプライアンスを実現します。各エンドポイントは継続的に監視され、パッチが適用された状態に保たれます。管理者は強制的なベースラインを設定して、定義済みパッチレベルを満たさないエンドポイントを自動的に修復することもできます。これは規制へのコンプライアンスの重要な要素です。また、多くの組織はパッチへのコンプライアンスを証明する必要があるため、パッチ管理には、変更内容を文書化し、内外の監査とコンプライアンス要件に対する進行状況を示す標準的なレポートが含まれます。

次の表は、パッチ管理の重要な機能について示しています。

表 2-1 パッチ管理の機能

機能

説明

特許取得済みのマルチプラットフォームパッチ管理

Windows* (32ビットおよび 64ビット)やLinux配布パッケージで構成される異機種混在ネットワークにおいて、すべてのオペレーティングシステムとアプリケーションのセキュリティを実現します。米国特許番号#6999660

世界最大の自動化パッチリポジトリ

テスト済みパッチの最大リポジトリを備えており、企業で使用されるすべての主要オペレーティングシステムとアプリケーションをサポートします。

広範な事前テスト

パッチ展開前に必要な開発およびテストの時間を短縮します。

エージェントベースのアーキテクチャ

頻繁にネットワークから接続解除されるラップトップやモバイルデバイスを保護し、ネットワーク帯域幅の使用率を削減します。

自動通知

管理者が予防的にセキュリティ保護および管理を行えるように、電子メールアラートを管理者に直接配信します。

パッチフィンガープリント精度

セキュリティパッチの検出において最高レベルの精度を保証します。

複数パッチ展開

複数パッチを一度の配布で複数のコンピュータに配布し、IT生産性を高めます。

フレキシブルなアプリケーションレポート

組織のセキュリティステータスを監査し、レポートを生成します。

ポリシーベースの管理

すべてのシステムが強制的なベースラインポリシーに確実に一致するようにします。これは規制へのコンプライアンスの重要な要素です。