B.1 ファイルセット

ファイルセットを使用することで、さまざまなデバイスに適用できるイメージのサブセットを作成できます。このためには、特定のコンテンツが除外されているイメージのバージョンを表すファイルセット番号を使用します。

ZENworks®コントロールセンターでイメージバンドルを作成する場合は、ファイルセット番号を選択する必要があります。デフォルトでは、ファイルセット1が選択されています。Image Explorerで、ファイルセットからコンテンツを除外することができます。たとえば、ファイルセット 1を含むバンドルを作成すると、[]列でファイルセット 1を含むImage Explorerのすべてのコンテンツがバンドルから除外されます。

個別のイメージファイルはファイルセットに作成されません。ただし、ファイルセットには、除外される情報を表す内部属性が含まれます。ファイルセットは個々の物理的なイメージファイルとしては存在しませんが、除外されたファイルを除くイメージが受信側デバイスにあるかのように、ファイルセットにアクセスできます。これによるメリットは、各デバイスの個々のベースイメージを作成するのではなく、イメージを作成して、デバイスに合わせて微調整できるということです。

イメージは10のファイルセットを持ち、各ファイルセットには[設定1]、[設定2]のようにラベルが付けられています。初期状態では、10のファイルセット番号それぞれが元のイメージを表します。(Image Explorerを使用して)イメージ内のファイルやディレクトリをファイルセット番号に割り当てると、そのファイルセット番号は、イメージのサブセットを表すようになり、イメージバンドルの作成時に選択できます。

使用できるファイルセット番号は10しかないため、 10のファイルセット番号すべてをイメージ内のさまざまなファイルまたはディレクトリに割り当てると、完全なイメージを表すファイルセットがなくなります。したがって、ファイルセット1は、ファイルまたはディレクトリが除外されていないイメージファイルセットとして予約しておいてください。

重要:ファイルセットは除外されたファイルのみに関係があるので、Image Explorerを介してイメージに追加される任意のファイルは、すべての既存のファイルセットに追加されます。新しいファイルを特定のファイルセットに含めない場合、Image Explorerを使用して、これらの新しいファイルをファイルセットから除外する必要があります。