インストール時に、デフォルトのZENworks管理者アカウント(Administrator)が作成されます。このアカウントはスーパー管理者アカウントと呼ばれ、管理ゾーンに対するフル管理権を提供します。
通常、管理タスクを実行する各ユーザに対して管理者アカウントを作成します。これらのアカウントは、スーパー管理者アカウントとして定義したり、制限された権限を持つ管理者アカウントとして定義できます。たとえば、管理ゾーン内のデバイスの検出と登録のみを許可する管理者アカウントをユーザに付与できます。また、このアカウントでは、ユーザにデバイスへのバンドルの割り当てのみを許可したり、ユーザに、契約、ライセンス、ドキュメントの管理などのアセット管理タスクのみに使用を制限することも可能です。
重要:デフォルトの管理者アカウントのほかに、少なくとももう1つのスーパー管理者アカウントが必要です。これは、管理者アカウントのパスワードが忘れられたり、失われた場合に冗長性を提供します。スーパー管理者アカウントの作成方法については、セクション 2.2.1, スーパー管理者の権限の割り当てを参照してください。さらにヘルプが必要な場合は、Novellサポートにご連絡ください。
場合によっては、複数の管理者アカウントに同じ管理権が必要になることがあります。各アカウントに個別に権限を割り当てるのではなく、管理者の役割を作成して、役割に管理権を割り当て、アカウントを役割に追加できます。たとえば、数人の管理者が必要とする管理権を提供するヘルプデスク役割を作成します。
ZENworksコントロールセンター(ZCC)またはzmanコマンドラインユーティリティを使用して、管理者アカウントを作成および変更したり、役割を割り当てることができます。次の手順では、ZCCを使用してこれらのタスクを実行する方法について説明します。zmanコマンドラインユーティリティを使用する場合は、『ZENworks Configuration Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「管理者コマンド」を参照してください。