23.1 ユーザソースの認証

デフォルトでは、管理ゾーンのユーザソースとして定義されたLDAPディレクトリ(Novell® eDirectory™またはMicrosoft* Active Directory)にユーザがログインしたとき、ユーザは管理ゾーンに対して自動的に認証されます。ユーザのLDAPディレクトリ(またはユーザのLDAPディレクトリコンテキスト)がZENworksでユーザソースとして定義されている場合、ZENworksに対するユーザ認証が発生します。

ZENworks Adaptive AgentはWindowsログインまたはNovellログインクライアントと統合し、ユーザにシングルログインを提供します。ユーザがWindowsまたはNovellクライアントでeDirectoryまたはActive Directoryのアカウント情報を入力した場合、ユーザのアカウント情報がZENworksユーザソースのものと一致すると、管理ゾーンにログインします。そうでない場合、別の[ZENworksログイン]画面で、正しいアカウント情報の入力がユーザに求められます。

たとえば、あるユーザが2つのディレクトリツリーTree1とTree2でアカウントを持っているとします。Tree1は、管理ゾーンのユーザソースとして定義されていますが、Tree2は定義されていません。そのユーザがTree1にログインすると、自動的に管理ゾーンにログインします。一方、そのユーザがTree2にログインした場合は、Adaptive Agentのログイン画面が表示され、Tree1のアカウント情報を入力するよう求められます。

メモ:生体認証デバイスまたはスマートカードを使用する認証はサポートされていません。