B.2 アプリケーション

ユーティリティが、1つまたは複数の属性をMSIにマイグレートできなかった場合は、[失敗したMSIビルドの移行]オプションを使用すると、強制的にアプリケーションのマイグレーションが行えます。

MSIバンドルは、AOTアプリケーションオブジェクトのMSIへの変換時に警告が生成された場合、失敗するとみなされます。これらのバンドルは、警告にも関わらず正常にマイグレートされることがよくあります。たとえば、AOTに含まれているWindowsショートカットリンクがもはや有効ではないために、警告が生成されることがあります。

このオプションを有効にする場合は、警告メッセージは表示されません。マイグレートされなかった属性に関する情報についてのマイグレーションログを確認できます。

作成されたMSIおよび一時ファイルを保持する]オプションは、アプリケーションが作成されてマイグレートされることを意味しますが、一時ファイルを保持しているディレクトリと新しいMSIファイルは自動的には削除されません。これにより、Configuration Management内のコンテンツサービスに組み込まれる前に新しく作成されたMSIへアクセスできるようになります。

コンテンツサーバへのアプリケーションのアップロード]オプションを使用すると、コンテンツサーバにコンテンツをアップロードできます。デフォルトではこのオプションが選択されています。

アプリケーションは、Install MSIアクションとしてZENworks Configuration Managementサーバにマイグレートされます。また、[コンテンツサーバへのアプリケーションのアップロード]オプションが選択されており、マイグレーション時にファイルのソースパスがローカルパスまたはUNCパスに解決される場合、コンテンツサーバにもアップロードされます。

このアプリケーションはInstall Network MSIアクションとしてZENworks Configuration Managementサーバにマイグレートされますが、次のシナリオでは、コンテンツサーバにはアップロードされません。

個別アクションとして配布オプションを移行]オプションにより、INI編集アクション、レジストリの編集アクション、または編集可能な実行スクリプトアクションなど、個々のアクションとしてアプリケーションの配布オプションをマイグレートできます。デフォルトでこの設定が選択されています。[個別アクションとして配布オプションを移行]オプションを選択解除すると、MSIとしてアプリケーションの配布オプションをマイグレートします。

個別アクションとして配布オプションを移行]オプションが有効である場合は、アプリケーションは固有のアクションとしてマイグレートされます。

個別アクションとして配布オプションを移行]オプションが無効である場合は、アプリケーションはMSIのインストールアクションとしてマイグレートされます。ただし、テキストファイル編集アクション、ディレクトリのコピー、ディレクトリのインストール、ファイル削除は、このMSIのインストールアクションの一環ではありません。

作業ディレクトリ]オプションを使用すると、一時マイグレーションファイルをデフォルトユーザの%TEMP%ディレクトリとは異なる場所に配置することができます。 長いパス( 256文字以上)を持つアプリケーションをマイグレートする場合は、このオプションを使用するとc:\tempのように一時パスを短くすることができます。