A.6 関連付け

マイグレーションツールは直接関連付けのみを表示およびマイグレートします。Configuration Managementは以前のZENworks製品が持っていたものと同じ間接関連付けコンセプトを持ちます。 間接関連付けはオブジェクトをコンテナに関連付け、コンテナ内のすべてがそのコンテナ内の存在によってオブジェクトに関連付けられたときに作成されます。間接関連付けのすべてがマイグレートされ、マイグレートされたオブジェクトが同じフォルダ構造に配置されたら、すべての間接関連付けは自動的にマイグレートされます。

この関連付けタスクは意図的にマイグレーション画面の最後の手順としてリストされています。これは、関連付けの継承性(Configuration Managementでの割り当て)が、「App AはUser 1に割り当てる」などのように、2つのオブジェクト間で1対1の関係を確立するためです。

ConsoleOneには直接関連付けのビューはありません。これによりいくつかのZENworks環境が複雑になります。マイグレーションユーティリティはディスプレイフィルタによってeDirectory内の既存の関連付けのサブセットを表示することによってこの複雑性を解除しようとします。 各オブジェクトは選択したコンテナおよび選択したフィルタに基づいて表されます。各オブジェクトの下には、そのオブジェクトの関連付けがすべて表示されます。それぞれの関連付けはオブジェクトタイプアイコンの上に2方向矢印<-->オーバーレイアイコンを持ちます。複数の関連付けが選択可能で右側にドラッグしたり、またはオブジェクト全体をドラッグして項目内のすべての関連付けをマイグレートキューに入れることができます。右側ビューは、選択したフィルタに基づいて既存の関連付けがすべて表示されています。

マイグレーションユーティリティはこのビューに2つのフィルタを追加して関連付けの表示の速度を上げる手助けをします。最初のフィルタはバンドル、ユーザ、ワークステーション、コンテナ、およびポリシーから選択可能なさまざまな組み合わせのみを表示するように強制します。または、最後のオプションのもを選択してすげてのオブジェクトタイプを表示することができます。2番目のフィルタは、適格または不適格のすべてのオブジェクトを表示するか、または適格な関連付けのみを表示します。適格な関連付けは関連付けがポイントするオブジェクトの両方ともがConfiguration Managementに存在するため、適格です。どの関連付けが適格であるかを計算するには数分間かかるため、このオプションはデフォルトではありません。フィルタは[不適格および適格の両方を表皮する(警告を表示)]と呼ばれ、どの関連付けが不適格であるかをユーティリティが判別して最後の表示欄に理由を表示します。 適格な関連付けもすべて表示されます。

関連付けの実際のマイグレーションは単純です。Configuration Managementが両方のオブジェクトをポイントする新しいAssignmentオブジェクトを作成します。アプリケーションでは、Configuration Managementはこのマイグレーションプロセス中にLocation Mask (ロケーションマスク) およびAvailability Schedule (使用可能スケジュール)もマイグレートします。