Roamingユーザプロファイルの設定するために使用できるポリシーには次の2つがあります。
Windowsターミナルサーバポリシー: Windowsターミナルサーバポリシーを使用すると、Roamingユーザプロファイルを保存するためのネットワークストレージの場所を指定できます。このポリシーを使用する利点には、1)リモートセッションまたはローカルセッションでユーザがターミナルサーバにログインする場合のみ適用される、2)クライアントセッションを制御するために使用できる他の設定が含まれる、などがあります。
ユーザプロファイルにこのポリシーを使用することは、Windowsターミナルサーバ上のユーザアカウントに関する[Terminal Services Profile]プロパティページを設定することと同じです。
Windowsデスクトップ初期設定ポリシー: Windowsデスクトップ初期設定ポリシーを使用すると、Roamingユーザプロファイルを保存するためのネットワークストレージの場所を指定できます。Windowsデスクトップ初期設定ポリシーは、ユーザがワークステーションまたはターミナルサーバにログインするときに必ず適用されます。したがって、ワークステーションおよびターミナルサーバで同じユーザプロファイルを使用する場合のみ使用してください。
一般的に、Roamingプロファイルを設定するためにはWindowsターミナルサーバポリシーを使用することをお勧めします。両方のポリシーを使用してRoamingプロファイルを設定すると、Windowsデスクトップ初期設定ポリシーで[Override Terminal Server Profile]設定を選択しない限り、Windowsターミナルサーバポリシーの設定が使用されます。
Windowsターミナルサーバポリシーを設定する手順を次に示します。Windowsデスクトップ初期設定ポリシーを使用する場合は、『ZENworks for Desktops 4管理ガイド』の「Workstation Management」の「ポリシーパッケージの作成とポリシーのセットアップ」の「ユーザパッケージのポリシーのセットアップ」を参照してください。
Windowsターミナルサーバポリシーを作成するには、次の手順に従ってください。
[Windows 2000 Terminal Server Policies]ページで、[Windows Terminal Server Policy]の左側にあるチェックボックスをオンにしてポリシーを有効にします。次に、[Properties]をクリックしてポリシーのプロパティページを表示します。
[Terminal Configuration]タブをクリックし、[Login]をクリックして[Login]ページを表示します。
![Windowsターミナルサーバポリシーの[Login]ページ](../graphics/de_policy8_a.gif)
[Inherit Client Configuration]オプションをオンにします。
重要: このオプションを有効にしない場合は、ユーザによるDeFrameシンクライアントアプリケーションの起動時に、起動されたアプリケーションではなくターミナルサーバのデスクトップに対してセッションが開始されます。
[Terminal Server Profile Path]フィールドに、プロファイルを設定するネットワーク上の場所を示すパスを入力します。次のことに注意してください。
\\server\vol1\profiles\%username%
このパスを使用すると、ユーザjsmithのプロファイルは、次の場所に保存されます。
\\server\vol1\profiles\jsmith
[OK]をクリックして変更内容を保存し、[Windows Terminal Server]プロパティページを閉じます。
次のユーザパッケージとユーザの関連付けに進みます。