ConsoleOneで、［Tools］メニュー>［Application Launcher Tools］>［Create Virtual CD］の順にクリックし、Create CD Wizardを起動します。次のページが表示されます。
［Add］をクリックし、配布するアプリケーションのアプリケーションオブジェクトを参照して選択します。この手順を繰り返してアプリケーションを追加します。
MSIアプリケーションを追加する場合は、MSIソースディレクトリにMSIパッケージファイルとサブディレクトリのみを含めます。Create CD Wizardは、ソースディレクトリ内のすべてのファイルおよびサブディレクトリを含めます。そしてApplication Launcherがすべてのファイルおよびサブディレクトリを、それがMSIパッケージに含まれるかどうかにかかわらずユーザのローカルコンピュータ上のキャッシュディレクトリにインストールします。ソースディレクトリは、アプリケーションオブジェクトの［Macros］ページ(［Common］タブ)で、SOURCE_PATH変数によって指定されます。
リストに追加するアプリケーションごとに、アプリケーションオブジェクトのアイコンを表示する場所を選択します。また、アプリケーションの強制実行およびキャッシュの強制を行うかどうかを選択します。次に、これらの設定について説明します。
［Force Run］: 
アプリケーションを自動的に実行します。ユーザに関連付けられたアプリケーションの場合には、Novell Application Launcherが起動するとすぐに実行されます。ワークステーションに関連付けられたアプリケーションの場合、そのワークステーションの起動(最初の起動または再起動)直後にアプリケーションが実行されます。
［Force Run］オプションをその他の設定と組み合わせて使用すると、独自の動作を設定することができます。たとえば、［Force Run］を［Run Application Once］オプション(アプリケーションオブジェクトの［Run Options］タブの［Applications］ページ)と併用すると、アプリケーションオブジェクトは、配布された時点で一度だけ実行され、その後でワークステーションから削除されます。または、アプリケーションオブジェクトをあらかじめ指定した時間になり次第一度だけ実行する場合を考えます。この場合、［Force Run］を選択し、［Application］ページの［Run Application Once］オプション(アプリケーションオブジェクトの［Run Options］タブ)を選択して、［Schedule］ページ(アプリケーションオブジェクトの［Availability］タブ)を使用してスケジュールを定義します。
複数のアプリケーションを指定した順序で強制的に実行する場合は、各アプリケーションを［Force Run］に設定します。次に、［Icon］ページ(アプリケーションオブジェクトの［Identification］タブ)の［Determine Force Run Order］オプションで各アプリケーションオブジェクトの順序を指定します。
［Application Launcher］: 
アプリケーションオブジェクトのアイコンをApplication Window、Application Explorerウィンドウ、およびApplication Browserウィンドウに追加します。
［Start Menu］: 
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトをWindowsの［スタート］メニューに追加できます。アプリケーションオブジェクトをフォルダに割り当てて、［スタート］メニューでそのフォルダ構造を使用する場合を除き、アプリケーションオブジェクトは［スタート］メニューの一番上に追加されます。アプリケーションオブジェクトの［Folders］ページ(アプリケーションオブジェクトの［Identification］タブ)を参照してください。
［Desktop］: 
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトのアイコンをWindowsのデスクトップに表示できます。
［System Tray］: 
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトのアイコンをWindowsのシステムトレイに表示できます。
［Quick Launch］: 
ワークステーションでApplication Explorerが実行されている場合は、このオプションを使用して、アプリケーションオブジェクトのアイコンをWindowsのクイック起動ツールバーに表示できます。
［Force Cache］: 
このオプションは、アプリケーションオブジェクトが切断可能として指定されている場合に限り(アプリケーションオブジェクトの［Identification］タブの［Icon］ページ)、適用されます。［Force Cache］を有効にすると、アプリケーションをはじめて起動したときに、Application Launcherがアプリケーションソースファイルとインストールに必要なその他のファイルをワークステーションのキャッシュディレクトリにコピーします。これにより、eDirectoryから切断されている間にアプリケーションをインストールあるいは検証(修復)することができます。ファイルは、ワークステーションのローカルドライブの容量を節約するために圧縮されます。
ここで説明したリムーバブルメディアのアプリケーションに対する［Force Cache］による動作は、ネットワーク(eDirectory)アプリケーションに対する動作とは異なります。ネットワークアプリケーションの場合、Application Launcherはアプリケーションがまだ起動していなくても、認識したアプリケーションを直ちにキャッシュに入れます。リムーバブルメディアアプリケーションの場合、Application Launcherはアプリケーションがはじめて起動されるまで、アプリケーションをキャッシュに入れません。これにより、ユーザはApplication Launcherが最初にリムーバブルメディアを読み込むときに、複数のアプリケーションのキャッシュ処理が終わるまで待たなくても済みます。
アプリケーションを追加し終えたら、［Next］をクリックして次のページを表示します。
次のフィールドに情報を入力します。
［Select Directory for Virtual CD］: アプリケーションキャッシュを作成する場所を選択します。選択した場所にアプリケーションキャッシュのための十分なディスク容量が存在することを確認します。十分なディスク容量が存在しない場合は、エラーが発生したことを通知するメッセージが表示されます。
［When CD Is Removed Disassociation Will Occur After］: CDまたはその他のメディアをワークステーションから取り外した後、ユーザが引き続きアプリケーションを使用できる時間を制限する場合、このオプションを選択した後、関連付けを解除するまでの日数を選択します。
この時間は、CD(またはリムーバブルメディア)がユーザのワークステーションから取り外された時点から計時されます。デフォルトは30日間です。有効な範囲は、0日から65535日までです。「0」を入力した場合、CD(またはリムーバブルメディア)を取り外した後、Application Launcherがはじめて更新されたときに、アプリケーションの関連付けが解除されます。
重要: 非仮想CDアプリケーションでは、アプリケーションからユーザの関連付けを解除すると、Application Launcher内のアプリケーションアイコンは削除されますが、インストール済みのアプリケーションファイルはユーザのワークステーションに残ります。ただし、仮想CDアプリケーションでは、アプリケーションの関連付けが解除されたときに、アプリケーションのアイコンおよびファイルが共にワークステーションから削除されます。アプリケーションファイルを削除するには、アプリケーションオブジェクトの［Enable Uninstall］(アプリケーションオブジェクト>［Common］タブ>［Uninstall］ページ>［Enable Uninstall］)をオンにする必要があります。［Enable Uninstall］をオンにしない場合、関連付けの解除は失敗し、ユーザは引き続きアプリケーションにアクセスできます。
［Create CD Autorun Files］: このオプションを選択すると、autorun.infファイルが作成されます。このファイルにより、Application Launcherがアプリケーションオブジェクトを更新および表示します。ユーザのワークステーションがCDを自動的に実行するように設定されていない場合、または別の種類のメディアを使用した場合、ユーザが手作業でApplication Launcherを更新しなければならないことがあります。この作業は、Application Launcherのアイコンを右クリックし、［Refresh］をクリックすることにより行います。
［Next］をクリックした後、設定を確認したうえで、［Finish］をクリックしてキャッシュを作成します。
必要な場合は、キャッシュをリムーバブルメディアにコピーします(たとえば、CDに焼き付けるなど)。