Workstation Inventoryのインストールの効果の理解
Workstation Inventoryのインストールプログラムは、インベントリサーバ上で次の作業を実行します。
- NetWareインベントリサーバ:
- インベントリに関連するファイルをinstallation_directoryにコピーします。
- Workstation InventoryのスナップインコンポーネントをConsoleOne(R)ディレクトリにコピーします。
- スキャンディレクトリ(scandir)を作成し、scandirディレクトリに作成権を割り当てます。
- インベントリサーバをインストールするサーバごとに、eDirectory内にInventory Serviceオブジェクト(servername_ZenInvservice)を作成します。このオブジェクトには、属性zeninvRole(サーバの役割)、zeninvScanFilePath(scandirディレクトリへのパス)、およびzeninvHostServer(インベントリサーバがインストールされるサーバのDN)が入力されます。
- Inventory Serviceオブジェクトがすでに存在する場合、オブジェクトが検証され、それが無効な場合は再作成されます。
- インストール中に、Inventory ServiceオブジェクトをNCPTMサーバのトラスティに設定して、比較権と読み込み権を割り当てます。
- Inventory Serviceオブジェクトをこのオブジェクトのトラスティとして割り当てます。
- インベントリサーバ上の指定されたinstallation_directoryに、サブディレクトリ(entpushdir、entmerge、およびdbdir)を持つスキャンディレクトリ(scandir)を作成します。
- sys:\system\zenworks.propertiesファイルを作成します。このファイルには、インベントリサーバおよびZEN Webサーバのインストールパスが含まれています。
- インベントリサーバにZEN Webサーバがインストールされていない場合、ZEN Webサーバをインストールします。
- インベントリサーバを再インストールする場合、sys:\systemとinstallation_directory \wminv\propertiesディレクトリの環境設定ファイルと起動ファイルをバックアップし、それらのファイルを再作成します。
- インストール中にスタンドアロンの事前設定オプションを選択すると、インストールプログラムは、指定されたコンテナ内のサーバパッケージservernameServer Packageにデータベースロケーションポリシーを作成し、そのパッケージをインベントリサーバのNCPサーバオブジェクトに関連付けて、サーバのInventory Serviceを起動します。
- データベースサーバ上:
- 指定のサーバにSybaseデータベースをインストールします。
- サーバの起動時に、データベースがロードされます。
- mgmtdbs.ncfファイルが存在する場合、このファイルにmgmtdb.dbとnal.dbのエントリがなければ、これらのエントリを追加します。ZENworks for Desktopsが使用するその他のエントリが存在しない場合は、それらのエントリも追加します。
- 2つのSybaseデータベースオブジェクト(server_name_InvDatabaseおよびserver_name_nalDatabase)を作成した上で、そのオブジェクトのプロパティを設定します。
- データベースサーバを以前のインストールディレクトリ内にインストールした場合、installation_directory\inv\dbengine内のSybaseエンジンファイルのバージョンが古いときは、Sybaseエンジンファイルのバックアップおよび再作成が行われます。
- Windows NT/2000インベントリサーバ:
- インベントリに関連するファイルをinstallation_directoryにコピーします。
- Workstation InventoryのスナップインコンポーネントをConsoleOneディレクトリにコピーします。
- スキャンディレクトリ(scandir)を作成し、作成権を割り当てます。
- インベントリサーバをインストールするサーバごとに、eDirectory内にInventory Serviceオブジェクト(servername_ZenInvservice)を作成します。このオブジェクトには、属性zeninvRole(サーバの役割)、zeninvScanFilePath(scandirディレクトリへのパス)、およびzeninvHostServer(インベントリサーバがインストールされるサーバのDN)が入力されます。
- Inventory Serviceオブジェクトがすでに存在する場合、オブジェクトが検証され、それが無効な場合は再作成されます。
- インストール中、Inventory ServiceオブジェクトをNCPサーバのトラスティに設定して、比較権と読み込み権を割り当てます。
- Inventory Serviceオブジェクトをこのオブジェクトのトラスティとして割り当てます。
- インベントリサーバ上のinstallation_directoryに、サブディレクトリ(entpushdir、entmerge、およびdbdir)を持つスキャンディレクトリ(scandir)を作成します。
- レジストリ内のHKEY_LOCAL_MACHINES\SOFTWARE\NOVELL\ZENWORKSパスにサブキーを作成して、インベントリサーバとZEN Webサーバのインストールパスを格納します。
- インベントリサーバにZEN Webサーバがインストールされていない場合、ZEN Webサーバをインストールします。
- Workstation Inventoryを前のインストールディレクトリに再インストールする場合、config.propertiesファイルとdirectory.propertiesファイルをバックアップして、これらのファイルを再作成します。
- インベントリサーバを再インストールする場合、installation_directory\wminv\binとinstallation_directory\wminv\propertiesディレクトリの環境設定ファイルと起動ファイルをバックアップし、これらのファイルを再作成します。
- インストール中にスタンドアロンの事前設定オプションを選択すると、インストールプログラムは、指定されたコンテナ内のサーバパッケージservernameServer Packageにデータベースロケーションポリシーを作成し、そのパッケージをインベントリサーバのNCPサーバオブジェクトに関連付けて、サーバのInventory Serviceを開始します。
- データベースサーバ上:
- 指定のサーバにSybaseデータベースをインストールします。
- サーバの起動時に、データベースがロードされます。
- Sybaseサービスが存在する場合、起動パラメータにmgmtdb.dbとnal.dbのエントリがなければ、これらのエントリを追加します。ZENworks for Desktopsが使用するその他のエントリが存在しない場合は、それらのエントリも追加します。Sybaseサービスのパスは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CURRENTCONTROLSET\SERVICES\ASANY_ZENWORKSです。
- 2つのSybaseデータベースオブジェクト(server_name_InvDatabaseおよびserver_name_nalDatabase)を作成した上で、そのオブジェクトのプロパティを設定します。
- データベースサーバを以前のインストールディレクトリ内にインストールした場合、installation_directory\inv\dbengine内のSybaseエンジンファイルのバージョンが古いときは、Sybaseエンジンファイルのバックアップおよび再作成が行われます。