ロールアップポリシーの設定

ロールアップポリシーは、スキャン情報をロールアップするためにインベントリサーバを設定します。ロールアップポリシーの設定では、選択したインベントリサーバからのスキャンデータを送信する次のレベルのインベントリサーバ(Inventory ServiceオブジェクトのDN)を特定します。この設定はeDirectoryに保存され、インベントリサーバオブジェクトに関連付けられます。

ロールアップポリシーをセットアップする:

  1. サーバパッケージを作成または変更します。

  2. ロールアップポリシーを有効にします。

  3. ロールアップポリシーを設定します。

ロールアップポリシーを設定する:

  1. ConsoleOneで、サーバパッケージを右クリックし、[Properties]>[Policies]>[NetWare]または[Windows]のいずれかの順にクリックします。

  2. [Enabled]列の下にあるロールアップポリシーのチェックボックスを選択します。

  3. [Properties]をクリックします。

  4. [Roll-up Policy]タブ>[Roll-up Policy]の順にクリックします。

  5. Inventory ServiceオブジェクトのDNを参照して選択します。

    ロールアップ先のサーバオブジェクト:選択したインベントリサーバからスキャンデータを送信するために、次のレベルのインベントリサーバにあるInventory ServiceオブジェクトのDNを指定する必要があります。指定するサーバは、別の中間サーバ、データベースが接続されている中間サーバ、データベースとインベントリ対象ワークステーションが接続されている中間サーバ、インベントリ対象ワークステーションが接続されている中間サーバ、ルートサーバ、またはインベントリ対象ワークステーションが接続されているルートサーバです。

    注:  同じインベントリサーバ上ではデータをロールアップできないため、指定したインベントリサーバとは別のサーバであることを確認します。上位のロールアップインベントリサーバでは、データのロールアップ先サーバとして下位のインベントリサーバを指定できません。

    別のeDirectoryツリーにあるインベントリサーバにロールアップする場合は、[Set Context]ボタンをクリックし、ツリー名を入力して、次のレベルのサーバのInventory Serviceオブジェクトを選択します。

  6. デフォルトで、次のレベルのサーバのDNS名またはIPアドレス(DNS名が設定されていない場合)がフィールドに入力されています。次のレベルのサーバに複数のIPアドレスがある場合、優先アドレスを選択します。

    重要:  次のレベルのサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効な場合、適切なサーバのIPアドレスを選択する必要があります。

  7. 次のレベルのサーバがファイアウォールを越えて配置されている場合、XMLプロキシサービスが実行されているコンピュータのIPアドレスとポート番号を入力します。

  8. [Apply]をクリックします。

  9. [Roll-up Policy]タブ>[Roll-up Schedule]の順にクリックします。

  10. ロールアップする時間のスケジュールに必要な設定を変更し、[OK]をクリックします。

    インベントリポリシーでデータのロールアップスケジュールを設定する場合は、ロールアップの頻度を最低でも1日に1回にしておくことをお勧めします。スキャンデータのロールアップのスケジュール頻度を1時間に1度よりも頻繁に設定すると、インベントリサーバの性能低下を招くことがあります。

  11. [Associations]タブをクリックし、[Add]をクリックします。

    はじめてロールアップポリシーを有効にするときに、ポリシーパッケージを関連付けるように要求するメッセージが表示されます。前に設定して有効にしたポリシーは、このポリシーパッケージとインベントリサーバを関連付けなければ機能しません。ロールアップポリシーと関連付けるインベントリサーバを参照して選択し、[OK]をクリックします。

  12. [Apply]>[Close]の順にクリックします。

注:  インベントリポリシーを変更するか、またはオブジェクトを設定する場合は常に、Inventory Serviceを停止します。オブジェクトのポリシーおよびプロパティを設定します。Inventory Serviceをもう一度再開します。