Str Converterの理解
Str Converterは、ワークステーションが接続されているインベントリサーバ上のJavaコンポーネントです。Str Converterは、ZENworks for Desktops 3.0 SP1およびZENworks for Desktops 3.2との下位互換性をサポートするために、ZENworks for Desktops 3.xファイルで動作し、そのファイルをZENworks for Desktops 4.x形式に変換するよう設計されています。
Str Converterは次のサーバ上で実行できます。
- インベントリ対象ワークステーションが接続されているリーフサーバ
- インベントリ対象ワークステーションとデータベースが接続されているリーフサーバ
- インベントリ対象ワークステーションが接続されている中間サーバ
- インベントリ対象ワークステーションとデータベースが接続されている中間サーバ
- インベントリ対象ワークステーションが接続されているルートサーバ
- スタンドアロンサーバ
サーバコンポーネントのクイックリファレンステーブルについては、インベントリサーバ上のインベントリコンポーネントの概要を参照してください。
Str Converterは、Service Managerによってロードされるサービスとして実行され、scandir\convディレクトリ内のファイルを処理します。
Str Converterの処理シーケンスは次のとおりです。
- Str Converterは、インベントリサーバのConfiguration Serviceから、scandirなどの起動設定パラメータを読み込みます。convディレクトリとconvtempディレクトリが存在しない場合は、scandirディレクトリに作成されます。
- Selectorは、convディレクトリにZENworks for Desktops 3.x .strファイルを保存します。
- Str Converter は、ZENworks for Desktops 3.x .strファイルをZENworks for Desktops 4.x形式に変換し、変換したファイルをconvtempディレクトリに保存します。
- convtempディレクトリの変換された.strファイルは、scandirディレクトリに移動してSelectorによって再度取得され、ZENworks for Desktops 4.x.strファイルと同じように処理されます。
注: Str Converterコンポーネントについてはステータスログは更新されません。