Novell(R) Application LauncherTM(NAL)には認証フックが含まれています。NALフックを活用する、独自のダイナミックリンクライブラリ(DLL)を記述することができます。NAL認証フックを実装するためには、ZENworks(R) for Desktops、NAL、およびDLLの開発について理解している必要があります。
DLL(通常はCで作成)は、関数NWAPPAAuthenticateExternを含んでいる必要があります。このDLLを使用すると、zenlite.dllライブラリにフックし、選択した条件に基づいてアプリケーションの起動を認証することができます。Novell Licensing Services(NLS)、ZENworks OnDemand ServicesTM、およびその他のアプリケーションでは、このサービスを使用して、アプリケーションの起動前にユーザに対して入力を要求します。
現実的な例として、ネットワークへのアクセスが認証されたユーザは接続を維持することができますが、ユーザが一時的にワークステーションから離れた場合に、すばやく再認証するための特定の方法(指紋の読み取り、その他のバイオメトリックデバイスなど)の実行をユーザに要求するDLLを設定することができます。アプリケーションフックを使用するその他の例は次のとおりです。
ライセンシング: アプリケーションを使用するユーザの数を規制することができます。認証フックを使用して、データベース内またはテキストファイル内のアプリケーションユーザを追跡し、ユーザの数が定義済みの制限値に達したらアプリケーションを起動できないようにすることができます。
特別なアカウント情報: アプリケーションにアクセスする特定のユーザに対して、バイオメトリック情報などの特別なアカウント情報を要求するプロンプトを設定することができます。
アプリケーションのグループ化: アプリケーションをグループ化(たとえば、購入情報や請求情報を必要とするアプリケーションなど)することができます。
開発と実装のガイドラインについては、次の節を参照してください。