ユーザ設定のキャッシュ

ユーザパッケージに含まれているWindowsグループポリシーのキャッシュ設定は、ConsoleOne(R)の[Windows Group Policies]ページの[Group Policies Remain in Effect on User Logout]オプションとは異なります。

管理者が[Group Policies Remain in Effect on User Logout]オプションを使用すると、最後にログオンしたユーザのグループポリシー設定を維持できます。この方法に伴う制限は、ローカルに(ワークステーションにのみ)ログインしたすべてのユーザに、同じワークステーション上でネットワークにログインした最後のユーザのグループポリシー設定が渡されることです。あるワークステーション上でネットワークにログインした最後のユーザが管理者であった場合、以降にローカルにログインするすべてのユーザが管理者のポリシー設定を受け取ることになります。

この問題を回避するために、レジストリキーによるチェックがZfDに追加されました。このレジストリキーを有効にすると、各ユーザの設定をキャッシュに格納できます。

ユーザパッケージのWindowsグループポリシーでキャッシュ設定を有効にする場合は、次の点を考慮してください。

ユーザ設定のキャッシュを有効にする:

  1. HKLM\Software\Novell\Workstation Manager\Group Policiesキーの下にDWORD値「Cache User Settings」を作成します。

  2. この値を1に設定します。

    これにより、各ユーザの有効なWindowsグループポリシーのユーザ環境設定が各ユーザのローカルプロファイルに保存されます。各ユーザがローカルにログインすると、そのユーザのプロファイル内でキャッシュに入れられたregistry.polのコピーからユーザ設定が読み込まれたうえで適用されます。Userフォルダ内のregistry.polファイルに保存されている設定のみがキャッシュに入れられます。ログオン/ログオフスクリプト、コンピュータ設定、セキュリティ設定などを初めとするその他の設定はキャッシュに入れられません。