ZENworks for DesktopsとZENworks 2のポリシーがツリー内で共存している場合の有効なポリシーの動作
オブジェクトがZENworks for DesktopポリシーとZENworks 2ポリシーの両方に関連付けられている場合、そのオブジェクトに対して有効なポリシーは、スキーマの拡張バージョン、関連付けられている検索ポリシーのバージョン、ワークステーションで使用されているNovell ClientTMのバージョンによって異なります。ZENworks for Desktopsポリシーを認識するには、ZENworks for Desktopsバージョンのクライアントを使用する必要があります。次に、スキーマのバージョンと検索ポリシーのバージョンのさまざまな組み合わせについて紹介します。
ConsoleOneでは、ZENworks for Desktopsポリシーのオブジェクトのプロパティに有効なポリシーのみが表示されます。有効なZENworks 2ポリシーを表示するには、NetWareアドミニストレータを使用する必要があります。ただし、ZENworks for Desktopsのレポート機能では、オブジェクトに対する両バージョンの有効なポリシーが表示されることもあります。
次の表は、列の見出しに表示されているスキーマと検索ポリシーの組み合わせに対して、1つ目の列に表示されているアイテムにとって有効なポリシーのバージョンを示しています。
ZENworks for Desktopsワークステーションに対して実際に有効なポリシー |
ZENworks 2 |
ZENworks 2 |
ZENworks for Desktops |
ZENworks for Desktops用のConsoleOneスナップイン |
該当なし |
ZENworks for Desktops |
ZENworks for Desktops |
ZENworks for Desktopsに対して有効なポリシーレポート |
ZENworks 2 |
ZENworks 2およびZENworks for Desktops |
ZENworks 2およびZENworks for Desktops |
ZENworks 2ワークステーションに対して実際に有効なポリシー |
ZENworks 2 |
ZENworks 2 |
ZENworks 2 |
ZENworks 2用のNetWareアドミニストレータスナップイン |
ZENworks 2 |
ZENworks 2 |
ZENworks 2 |
この表に関する注意:
- 「実際に有効なポリシー」という記述が含まれている2つの行については、ワークステーションで、それぞれのバージョンのNovell Clientが実行されているものとします。つまり、ZENworks 2ワークステーションでは、ZENworks for DesktopsバージョンのNovell Clientは実行されていません。
- 「ZENworks 2ワークステーションに対して実際に有効なポリシー」行は、ZENworks for Desktops検索ポリシーがオブジェクトと関連付けられている間は、関連付けられているすべてのZENworks for Desktopsポリシーは有効にならないことを示しています。ただし、それらのポリシーは、一部のConsoleOneオブジェクトのプロパティでは、有効になっているかのように表示されます。
- 「ZENworks for DesktopsのConsoleOneスナップイン」行は、ZENworks for Desktopsバージョンのクライアントにとっては、スキーマおよび関連付けられている検索ポリシーの両方がZENworks 2のものである場合は、オブジェクトに対して有効なポリシーは存在しないことを示しています。
- 「ZENworks for Desktopsに対して有効なポリシーレポート」行は、ZENworks for Desktopsの有効なポリシーレポートに、オブジェクトにとって有効な両バージョンのポリシーが表示される場合が2とおりあることを示しています。どちらのレポートにも、有効となる可能性のあるポリシーおよび関連付けられているポリシーがすべて表示されます。ただし、ZENworks for Desktopsがこのレポートを作成するために検索するのはディレクトリであり、各クライアントに対してpingするわけではないので、どのポリシーが実際に有効であるかを示すことはできません。
- 「ZENworks 2用のNetWareアドミニストレータスナップイン」行の最後の列の「ZENworks 2」は、ZENworks for Desktopsのインストール時にZENworks 2が存在していたことを前提としています。そうでなければ、このエントリは「該当なし」となります。