Application Management

Application Managementを使用して、Windowsワークステーションを使用するユーザに対するアプリケーションの配布を管理します。Application Managementでは次のことができます。

• 従来型WindowsアプリケーションおよびMicrosoft* Windows Installerアプリケーションを配布します。従来型Windowsアプリケーションには、独自のインストールプログラムが含まれています。Windows Installerアプリケーションは、Windows Installerと.msiファイルを利用してインストールを行います。
• Webアプリケーションを配布します。WebアプリケーションはWebサーバで実行されるため、配布にはユーザがURLを利用できるようにすることが通常伴います。
• シンクライアントアプリケーションを配布します。シンクライアントアプリケーションは、Windowsターミナルサーバで実行し、シンクライアントと通常呼ばれるターミナルサーバクライアントを通じてアクセスします。Application Managementには、Microsoft WindowsターミナルサーバまたはCitrix* MetaFrame*サーバからシンクライアントアプリケーションを配布する方法が2つあります。
  • ZfD DeFrame^TMを使用する方法: DeFrameは、ZfD Application Managementに新しく追加されたコンポーネントです。DeFrameでは、シンクライアントアプリケーションの配布だけでなく、ターミナルサーバ間でのアプリケーションの負荷分散、接続解除されたセッションの追跡/管理、Novell iFolderとの統合によるファイルストレージ、Citrix Published Application ManagerユーティリティからNovell eDirectoryへのアプリケーション情報の移行が行えます。シンクライアントアプリケーションの配布には、この方法を使用することをお勧めします。

    注:  ZfD DeFrameは、ZfD 4.0.1をZENworks for Desktops Program CDまたはZENworks 6 Desktop Management Program CDからインストールする場合にだけ利用できます。DeFrameは、ZfD 4またはZfD 4 Support Pack 1には含まれていません。

  • 従来のZfDの方法: この方法では、シンクライアントアプリケーションを配布できますが、DeFrameにある他の機能は利用できません。

• アプリケーションをネットワークから配布するか(eDirectoryに接続しているとき)、CD、Jaz*ドライブ、Zip*ドライブなどのリムーバブルメディアから配布します(eDirectoryに接続していないとき)。
• アプリケーションの配布先ユーザを決定します。アプリケーションをユーザに配布できるようにするには、eDirectoryを使用してアプリケーションをユーザに関連付ける必要があります。どのユーザがログインしているかに関係なく、ワークステーションからアプリケーションを利用できるようにするため、アプリケーションをワークステーションに関連付けることもできます。
• アプリケーションの依存関係を作成します。アプリケーションの依存関係を使用すると、たとえばApplication BがインストールされていなければApplication Aを起動できないようにすることができます。
• 配布アプリケーションをワークステーションでユーザにどのように表示するかを決定します。

  eDirectoryに設定し、ユーザに関連付けたアプリケーションをユーザが受信するためには、そのユーザのワークステーションでNovell Application Launcherが実行されている必要があります。Application Launcherは、eDirectoryにアクセスしてユーザに関連付けられているアプリケーションを調べ、そのアプリケーションに関するすべての配布処理(インストール、アンインストールを含む)を実行します。

  Application Launcherには、アプリケーションを表示するためのビューが3つ用意されています。1つ目のApplication Windowは、配布アプリケーションのアイコンを表示するスタンドアロンウィンドウです。2つ目のApplication Explorerは、Application Windowなどのスタンドアロンウィンドウを含み、Windowsデスクトップ、［スタート］メニュー、システムトレイ、および［クイック起動］ツールバーに配布アプリケーションのアイコンを表示するため、Windowsのエクスプローラが統合されたコンポーネントです。3つ目のApplication Browserは、配布アプリケーションのアイコンを表示するWebブラウザビューです。Application Launcherがインストールされている場合、ユーザは3つのビューをすべて利用できます。

• イメージング処理によって新しくイメージが作成されたワークステーションにアプリケーションを配布します。
• ワークステーションで実行できる非配布アプリケーションを制御します。たとえば、配布した電卓アプリケーションを使用してもらうため、ユーザがMicrosoftの電卓を起動できないようにする必要がある場合は、Application Launcherで配布されたかどうかにかかわらず、電卓の起動を禁止できます。
• 配布アプリケーションをアンインストールします。アンインストールには、アプリケーションの配布に関連付けられたすべての非共有ファイル、.iniエントリ、およびレジストリエントリの削除も含まれています。