Unable to obtain IP Address (and the Linux kernel goes into a reboot loop)

説明::  このエラーは、Preboot Services (PXE)で起動を行うときにだけ発生します。Linuxのブートスクリプトが、DNSの名前解決を完全にサポートするために必要なIPおよびDNS情報を検知できませんでした。自動モードの起動プロセスでは、イメージ選択ルールにハードウェア情報が必要になる場合に備えて、イメージングカーネルがまずワークステーションのハードウェア情報(MAC、チップセット、メモリなど)を検知します。その後で、イメージングカーネルはNICを初期化し、(自動モードではsettings.txtにアクセスできないため)network.sスクリプトを使用してDHCPサーバからIPアドレスを取得しようとします。network.sスクリプトが使用するresolv.confは、DHCPサーバにDoman Name Serverオプション(code/tag 006)を照会します。DHCPサーバから返されるDHCP OFFERおよびDHCP ACKにDomain Name Serverオプション(code/tag 006)が含まれていない場合、イメージングカーネルはエラー"Unable to obtain IP Address"を返し、img aコマンドを実行するauto.sスクリプトは起動されません。代わりに、rebootコマンドが実行されます。

実行::  自動モードの場合は、関連するすべてのDNSおよびIPアドレス情報を提供するようにDHCPを設定します。

NetWare dns/dhcp管理コンソールで次の操作を行います。

  1. [DNS Service]タブ(code 005)でDNSサーバを設定します。

  2. [DHCP Service]タブの[Subnet]のプロパティの[Addressing]タブでドメイン名を指定します。これは実際にはコード015で、[Other DHCP Options]タブを修正しているときには見えません。

  3. [DHCP Service]タブの[Subnet]のプロパティの[Other DHCP Options]タブを修正するときに、ルータ(code 003)を追加します。

  4. [DHCP Service]タブの[Subnet]のプロパティの[Other DHCP Options]タブを修正するときに、Domain Name Serverオプション(code 006)を追加します。

実行::  手動モードでこのエラーが発生する場合は、必要なDNS情報を提供するように、settings.txtのDNSDOMAINSUFFIXおよおびDNSNAMESERVERを修正します。