Micro Focus ZENworksのzmanコマンドラインユーティリティで作業を行う場合には、次のガイドラインに従ってください。
bundle-createやpolicy-createなどのコマンドを使用してエクスポートされるXMLファイルに、ñ、ë、Äなどの発音記号付きや拡張ASCII文字が含まれている場合、エディタでファイルを開くには、UTF-8エンコーディングを使用する必要があります。ファイルに何らかの変更を加えた場合には、UTF-8形式で保存する必要があります。
拡張ASCII文字を含むコマンド出力をWindows上のファイルにリダイレクトしたい場合、コマンドラインのリダイレクション演算子(>)を使用することはできません。これは、MS-DOSプロンプトのコードページは、大部分のロケールでファイルに書き出す場合に使用されるコードページとは異なっているからです。
たとえば、英語、フランス、ドイツ語、スペイン語などの西ヨーロッパ言語の場合、DOSプロンプトのコードページはcp437またはcp850ですが、Windowsオペレーティングシステムの他の部分ではcp1252を使用しています。
出力をファイルにリダイレクトし、拡張ASCII文字を正しく保持するには、-R|--Redirectグローバルオプションを使用してください。
PuTTYなどのクライアントを使用してWindowsマシンからLinuxサーバに接続するには、UTF-8への変換に使用される文字セットを設定します。 これにより、標準ASCII文字以外の文字の変換が適切に行われます。
PuTTYにおけるUTF-8への変換に文字セットを設定する
PuTTYクライアントを開きます。
PuTTY設定ウィンドウで、Windows>変換をクリックします。
Received Data Assumed to be in Which Character SetドロップダウンリストでUTF-8を選択します。
メモ:コマンドの入出力にa~zまたはA~Zの文字しか含まれていない場合には、この設定は必要ありません。
デフォルトでは、zmanはサーバのデフォルトのロケールを使用します。次の手順を実行して、zmanで特定の言語を使用することができます。
Windowsでは、ZENworks_Installation_directory\Micro Focus\ZENworks\conf\zman \properties\zman-config.propertiesのJVM_STARTUP_OPTIONSプロパティの値として、適切なユーザ言語とファイルエンコーディングを指定します。
たとえば、英語でzmanを実行するには、JVM_STARTUP_OPTIONSの値を-Duser.language=en -Dfile.encoding=cp850に設定します。ファイルを編集した後で、chcp 850コマンドを使用して、コマンドプロンプトのコードページをcp850に変更します。
Linuxでは、 /opt/microfocus/zenworks/bin/zmanを編集して、 /opt/microfocus/zenworks/lib/java/bin/javaの後に-Duser.language=<言語>を追加します。
たとえば、zmanを英語で実行するには、zmanスクリプトファイルを次のように変更します。
/opt/microfocus/zenworks/lib/java/bin/java -Duser.language=en -Djava.library.path="${LD_LIB_PATH}" .....