5.11 同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションの移行

同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションを移行する前に、次のことを実行してください。

  1. その他のすべてのアプリケーションの実行に必要な、ベースアプリケーションを特定します。

  2. ベースアプリケーションを移行します。

  3. その他のアプリケーションを移行します。

たとえば、同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションが3つ(A、B、およびC)あるとします。アプリケーションAはMicrosoft Officeをインストールし、アプリケーションBはMicrosoft Wordを起動し、アプリケーションCはMicrosoft Excelを起動します。これらのアプリケーションを移行するには、ベースアプリケーションであるAを最初に移行し、その後アプリケーションBとCを移行します。

すでに移行済みのアプリケーションと同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションを移行するとき、次のオプションの選択が求められます。

次の表に、オプションを選択または選択解除したときの詳細を示します。

オプション1

オプション2

説明

ベースアプリケーション(アプリケーションA)を移行するアプリケーション(アプリケーションBまたはCのうち、移行される方)のシステム要件として追加します。

オプション2が選択されているため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)も、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他すべてのアプリケーションのシステム要件として追加されます。

ベースアプリケーション(アプリケーションA)を移行するアプリケーション(アプリケーションBまたはCのうち、移行される方)のシステム要件として追加します。

オプション2が選択されていないため、オプション1で選択した設定は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他のアプリケーションには適用されません。このため、該当するアプリケーションが移行されると、このダイアログボックスがもう一度表示されます。

 

オプション1が選択されていないため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は移行するアプリケーションのシステム要件として追加されません。

オプション2が選択されているため、オプション1で選択した設定はその他のアプリケーションに適用されます。このため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションすべてのシステム要件として追加されません。

 

 

オプション1が選択されていないため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は移行するアプリケーションのシステム要件として追加されません。

オプション2が選択されていないため、オプション1で選択した設定は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他のアプリケーションには適用されません。このため、該当するアプリケーションが移行されると、このダイアログボックスがもう一度表示されます。

同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションはすべて、1つのアプリケーションセットに属します。複数のアプリケーションセットの移行を選択した場合、各アプリケーションセットにベースアプリケーションを移行してから、セット内のその他のアプリケーションを移行する必要があります。

たとえば、同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションが2つ(X、Y)あるとします。アプリケーションXはOpenOfficeをインストールし、アプリケーションYはOpenOffice Writerをインストールします。アプリケーションA、B、Cは1つのアプリケーションセットに属します。アプリケーションXとYは別のアプリケーションセットに属します。

両方のアプリケーションセットを移行するには、次の手順を実行します。

  1. 最初のアプリケーションセットのベースアプリケーションである、Aを移行します。

  2. 2番目のアプリケーションセットのベースアプリケーションである、Xを移行します。

  3. 両方のアプリケーションセットの残りのアプリケーションを移行します。