6.2 Windowsプライマリサーバ、サテライト、管理対象デバイスのアンインストール

ZENworksソフトウェアをWindowsサテライトからアンインストールする前に、デバイスを管理対象デバイスに降格する場合は、サテライトの役割(認証、イメージング、コンテンツ、コレクション)をデバイスから削除した後でのみ、アンインストールプログラムを実行する必要があります。役割がWindows管理対象デバイスから削除されたことを確認するには、通知領域の ZENworks Icon アイコンをダブルクリックします。左のナビゲーションペインに[サテライト]ページが表示されなくなります。

ZENworks Adaptive Agentをアンインストールしても、以前適用した「プリンタ」ポリシーはロールバックされず、「ブラウザブックマーク」ポリシー設定はユーザのお気に入りから削除されません。詳細については、「ポリシー管理のトラブルシューティング」(『ZENworks 11 SP2 Configuration Policiesリファレンス』)を参照してください。

Windowsプライマリサーバ、サテライト、管理対象デバイスをアンインストールするには、次の手順に従います。

  1. サーバまたは管理対象デバイスで、次のコマンドを実行します。

    zenworks_installation_directory\novell\zenworks\bin\ZENworksUninstall.exe
    

    アンインストールオプションのリストを表示するには、ZENworksUninstall.exe --helpを実行します。

  2. アンインストール時には以下の表の情報を参照してください。

    情報はアンインストールフローの順番でリストされています。

    情報

    説明

    デバイス登録先ゾーンの管理者情報

    次の設定を行います。

    プライマリサーバ: 次の形式でプライマリサーバのIPアドレスを指定します。

    https:// IP_addressまたはDNS_name_of_the_server:port_number

    メモ:ポート番号は、デフォルトポートを使用していない場合に指定する必要があります。

    ユーザ名: ユーザ名を指定します。デフォルトでは、ユーザ名はadministratorです。

    パスワード:ユーザ名]フィールドで指定されているZENworks管理ユーザのパスワードを指定します。

    ローカルアンインストールのみ(ゾーン内のデバイスを保持): このオプションは、デバイスからZENworksソフトウェアをアンインストールしたい場合にのみ選択します。デバイスは引き続き管理ゾーンに登録されています。

    メモ:ZENworks Adaptive Agentをアンインストールする権限があることを確認します。ZENworksコントロールセンターでゾーン管理者が[ユーザにエージェントのアンインストールを許可します]オプションを選択しておく必要があります([環境設定]タブ>[管理ゾーンの設定]>[デバイス管理]>[ZENworksエージェント]>[全般])。

    このオプションは、ZENworksをデバイスから削除するときに管理ゾーンとの接続がない場合、またはデバイスのZENworksインストールが破損していて再インストールする必要がある場合に役立ちます。

    ローカルアンインストールのみ(ゾーン内のデバイスを保持)]オプションを選択した場合は、[次へ]をクリックして[保持するコンポーネント]ページを表示します。

    実行する操作

    オプションを選択します。

    • ゾーンからデバイスをリタイア: 管理対象デバイス上でZENworksの処理をすべて無効にします。ただし、ZENworks Adaptive Agentはアンインストールされず、デバイスは引き続き管理ゾーンに登録されています。このオプションは管理対象デバイスでのみ使用できます。

    • ZENworksエージェントをアンインストールしてデバイスをゾーンから登録解除する ZENworks Adaptive Agentをデバイスからアンインストールし、管理ゾーンからデバイスを削除します。

      メモ:ZENworks Adaptive Agentをアンインストールする権限があることを確認します。ZENworksコントロールセンターでゾーン管理者が[ユーザにエージェントのアンインストールを許可します]オプションを選択しておく必要があります([環境設定]タブ>[管理ゾーンの設定]>[デバイス管理]>[ZENworksエージェント]>[全般])。

    • ZENWorksサーバをアンインストールしてデバイスをゾーンから登録解除する ZENworksサーバをデバイスからアンインストールします。

      警告:このデバイスが管理ゾーンをホストしている場合は、そのゾーンも削除されます。

    • デバイスを他のゾーンに転送: 管理対象デバイスを既存のゾーンから登録解除して、新しい管理ゾーンに再登録します。このオプションは管理対象デバイスでのみ使用できます。

      デバイスを他のゾーンに転送]オプションを選択すると、[新しいゾーンの情報]ページが表示されます。

    • サテライトサーバの降格: サテライトを管理対象デバイスに降格し、サーバに割り当てられていた役割をすべて削除します。このオプションはサテライトでのみ使用できます。

    新しいゾーン情報

    このページは、[アクション]ページで[デバイスを他のゾーンに転送]オプションを選択した場合にのみ表示されます。

    次の設定を行います。

    新しいプライマリサーバ: 次の形式で新しいプライマリサーバのIPアドレスを指定します。

    https:// IP_addressまたはDNS_name_of_the_server:port_number

    メモ:ポート番号は、デフォルトポートを使用していない場合に指定する必要があります。

    ユーザ名: ユーザ名を指定します。デフォルトでは、ユーザ名はadministratorです。

    パスワード:ユーザ名]フィールドで指定されているZENworks管理ユーザのパスワードを指定します。

    保持するコンポーネント

    このページは、プライマリサーバをアンインストールするよう選択し、[ローカルアンインストールのみ(ゾーン内のデバイスを保持)]オプションを選択したか、またはイメージングの役割を持つサテライトサーバに対して[サテライトサーバの降格]オプションを選択した場合にのみ表示されます。

    オプションを選択します。

    • ZENworksプレエージェント: ZENworksプレエージェントはデバイスにインストールしたままにしますが、その他のZENworksソフトウェアはすべて削除します。デフォルトでは、このオプションは選択されません。プレエージェントはデバイスに残る場合、アドバタイズされた検出要求に応答し、IPベースの検出がデバイス上で実行された場合、ZENworks Ping要求にも応答します。

      デバイスからZENworksをアンインストールしてからZENworksプレエージェントを削除するには、「デバイスからのZENworksプレエージェントの削除」(『ZENworks 11 SP2システム管理リファレンス』)を参照してください。

    • CASA: CASAソフトウェアをインストールしたままにします。CASAはその他のソフトウェアプログラムで使用される可能性があるため、このオプションはデフォルトで選択されています。

    • ZENworks Imagingファイル: ZENworks Imagingファイルをデバイスに残します。このオプションはデフォルトで選択されています。

    メモ:サテライトサーバの降格]オプションを選択していて、そのデバイスにイメージングの役割が設定されている場合や、そのデバイスがプライマリサーバの場合、使用可能なオプションは[ZENworks Imagingファイル]だけです。

    アンインストールの概要

    情報を確認し、必要に応じて[戻る]ボタンをクリックして情報を変更します。

    ステータス

    アンインストールの状態を表示します。

    デフォルトでは、[今すぐ再起動]オプションが選択されています。

    再起動を行うとアンインストールプロセスが完了します。いくつかのファイルはデバイスが再起動されるまで削除されません。

  3. ZENworks Adaptive Agentのアンインストールでパスワードが必要な場合、プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

    プロンプトが表示されてから5分以内にパスワードを入力する必要があります。入力しないと、処理がタイムアウトになり、アンインストールのやり直しが必要になります。

    アンインストールパスワードはZENworksコントロールセンターで指定されています([環境設定]タブ>[管理ゾーンの設定]>[デバイス管理]>[ZENworks Agent]>[エージェントセキュリティ])。

  4. 終了]をクリックしてアンインストールを完了します。

    今すぐ再起動]を選択した場合は、デバイスが再起動されてアンインストールは完了します。選択しない場合は、再起動するまでアンインストールは完了しません。

  5. デバイスを再起動した後に以下の場所にファイルが残っている場合は、手動で削除することができます。

    • CASA: アンインストール時にCASAを保持するよう選択したものの、後で削除したくなった場合は、Windowsの[プログラムの追加と削除]から削除できます。CASAのアンインストールを選択した後もc:\program files\novell\casaディレクトリが存在する場合は、手動で削除できます。

    • ZENworks: ログファイルはレビュー用に故意に残されています。いつでも手動でZENworks_installation_path\ZENworksディレクトリを削除できます。

  6. Windowsの場合、[ZENworksコントロールセンター]アイコンがデスクトップに残っているときは、手動で削除できます。

  7. (条件付き)ZENworksエージェントをアンインストールした場合は、ZENworks 11 SP2 Configuration Managementがアンインストールされた(再起動後の)Windows管理対象デバイスからレジストリエントリを手動で削除する必要があります。

    1. Windowsレジストリエディタを起動します。

    2. 次のファイルを検索し、それらのレジストリエントリを削除します。

      • nalshell.dll
      • nalui.dll
      • nalredir.tlb
      • msrdp.ocx
    3. Windowsレジストリエディタを閉じます。