1.0 概要

ZENworks は、サポートされている仮想インフラストラクチャに展開できる仮想アプライアンスとして使用できます。ZENworks ApplianceはカスタマイズされたSUSE Linux Enterprise Server (SLES)上に構築されており、ZENworks がプリインストールされているため、オペレーティングシステムのライセンスコストを削減できます。

展開後、使いやすいWebベースのコンソールを使用してZENworksを設定できます。同じコンソールを使用して、ZENworks Applianceを保守したり、コマンドの実行、サービスの開始と停止、ログの表示、ファイルのアップロードとダウンロードなどの基本的なタスクを実行したりすることもできます。

さらに、基本的なサーバ設定をカスタマイズしたり、サーバパフォーマンスを監視したりすることも可能になります。新しいZENworks Applianceでは、ZENworksの新しいメジャーバージョンへの移行が大幅に簡素化されています。

Applianceでは、rootユーザおよびzenadminユーザがサポートされています。rootユーザはアプライアンスおよびZENworksに対してすべての特権を持ちます。zenadminユーザはアプライアンスに対していくつかの特権を持ち、ZENworksに対してすべての特権を持ちます。

rootユーザは次の特権を持ちます。

  • アプライアンス

    • Ganglia環境設定

    • Gangliaモニタリング

    • ネットワーク

    • 時刻

    • ストレージ

    • システムサービス

    • ファイアウォール

    • 管理パスワード

    • フィールドパッチ

    • オンラインアップデート

    • ZENworks Applianceのシャットダウンと再起動

  • ZENworks

    • ZENworksの設定

    • 端末とファイルエクスプローラ

    • ログ

    • ログ設定

    • ZENworksコントロールセンター

zenadminユーザは次の特権を持ちます。

  • アプライアンス

    • Ganglia環境設定

    • Gangliaモニタリング

    • システムサービス

    • 管理パスワード

    • フィールドパッチ

    • オンラインアップデート

    • ZENworks Applianceのシャットダウンと再起動

  • ZENworks

    • ZENworksの設定

    • 端末とファイルエクスプローラ

    • ログ

    • ログ設定

    • ZENworksコントロールセンター