ZENworks 2017アプライアンスを展開して既存のアプライアンスを移行してから、ZENworks 11 SP4のデータとネットワーク設定を使用してZENworks 2017アプライアンスを設定する必要があります。
重要:新しいアプライアンス(ZENworks 2017)は、ZENworks 11 SP4アプライアンスと同じネットワークでホストする必要があります。
『ZENworks 2017 Appliance Deployment and Administration Reference』の「Deploying the Appliance」の指示に従ってアプライアンスを展開します。新しいハードディスクをアタッチをしないでください。
この時点ではアプライアンスの電源をオンにしないでください。
ZENworks 11 SP4アプライアンスのRAMサイズをメモに取り、同じRAMサイズでZENworks 2017アプライアンスを設定します。
移行するハードディスク(/vastorage)をZENworks 2017アプライアンスにアタッチします。
ZENworks 2017 アプライアンスの電源をオンにして、資格情報画面が表示されるまで待ちます。
ZENworks 2017 アプライアンスの「root」および「zenadmin」のパスワードを指定します。
Appliance Configurationユーティリティにより、ZENworks 11 SP4のデータからZENworks 2017アプライアンスの識別情報とネットワーク詳細が自動的に入力され、アプライアンスのブートが続行されます。プロセスが完了すると、アプライアンスのコンソールにURLが表示されます。
ZENworks 11 SP4アプライアンスで外部コンテンツリポジトリを使用していた場合、対応するディスクをZENworks 2017アプライアンスにアタッチします。
外部ディスクを指定するには、次の手順を実行します。
ZENworks 2017アプライアンスを再起動した後、rootとしてアプライアンスにログインし、ZENworksサービスを停止します。
アプライアンスでEmbedded Sybaseをホストしている場合、Sybaseサービス(sybase-asaおよびsybase-audit-asa)が実行されている必要があります。
systemctl status sybase-asa
systemctl status sybase-audit-asa
ディスクパーティションを元の構造でZENworks 2017 アプライアンスにマウントします。
たとえば、ZENworks 11 SP4でsdb1が/var/opt/novell/zenworksにマウントされている場合、このディスクはZENworks 2017ではsdcとして表示されます。これを、/var/opt/novell/zenworksディレクトリにマウントする必要があります。
ハードディスクがマウントされたら、/etc/fstabがマウント済のパーティションで正しく更新されていることを確認してください。YaSTパーティショナを使用して、ディスクパーティションを正しいZENworksディレクトリにマウントすることができます。
コンテンツリポジトリのマウントについては、『ZENworks 2017プライマリサーバおよびサテライトリファレンス』の「Creating a Permanent Mount (永久マウントの作成)」を参照してください。
新しいマウント済のディレクトリに必要な許可があることを確認してください。許可を変更するには、permissions.shスクリプトを実行します。
コンソールに表示されるURLのメモを取り、次のタスク「ZENworks 2017 アプライアンスへのZENworks 11 SP4のデータの移行」を続行します。