パーティションモード(img p)
パーティションモードは、ワークステーションについてパーティションをアクティブ化(ブート可能にする)、追加、削除を実行する場合に使用します。
[ZENworks Imaging Engine]メニューまたはbashプロンプトのいずれかを使用して、パーティションをアクティブ化、追加、または削除できます。
[ZENworks Imaging Engine]メニューを使用してパーティションモードを使用する場合は次のようにします。
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「img」を入力して、[ZENworks Imaging Engine]メニューを表示し、[Partitioning(パーティショニング)]をクリックします。
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[Modify Partitions(パーティションの変更)]をクリックして、1つのオプションをクリックします。
[Active]: アクティブ化(ブート可能にする)するパーティションを選択し、[アクティブ]をクリックします。
[Add]: [Create New Partition(新規パーティションの作成)]ウィンドウを開きます。パーティションタイプ、パーティションサイズ、クラスタサイズをクリックして、[OK]をクリックします。
[Delete]: パーティションを選択して、[削除]をクリックします。
詳細については、次の表を参照してください。
bashプロンプトを使用してパーティションモードを使用する場合は次のようにします。
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bashプロンプトから、次を入力します。
img poperation
operationには次のいずれかを指定します。
pcpNumber type [size] [cluster=clusterSize] |
新しいパーティションが作成されます。 - pNumberには、パーティションを作成する、パーティションのスロット番号(img dumpで表示)を指定します。
- typeにはキーワード、FAT12、FAT16、FAT32、NTFS、またはExtended、あるいは0x0C (16進数)や11(10進数)といったパーティションのタイプを表す数値を指定します。
拡張パーティションを作成する場合は、拡張パーティション内にロジカルドライブを作成できます。この例については、次の表を参照してください。 - sizeにはパーティションのタイプについての有効なサイズをMBで指定します。
このパラメータが指定されていない場合は、そのパーティションのタイプについて有効な最大サイズが使用されます(ドライブ上に利用可能なパーティションのない領域がある場合)。 - clusterSizeにはNTFSパーティションのクラスタサイズを指定します。このパラメータはその他のパーティションタイプについては有効ではありません。
このパラメータは、特別な理由がない限り、使用しないようにします。これには、2の累乗(2, 4, 8, 16, ...128)を指定する必要があります。このパラメータが指定されていない場合、イメージングエンジンはNTFSパーティションサイズについて合理的なクラスタサイズを使用します。
新しいパーティションは、他のオペレーティングシステムによって認識できますが、ファイルを保存する前にフォーマットするか、ベースイメージを復元する必要があります。 |
pdpNumber |
スロット番号pNumberからパーティションが削除されます。img dumpを使用して、スロット番号を調べます。 |
papNumber |
スロット番号pNumberのパーティションがアクティブ(ブート可能)になります。img dumpを使用して、スロット番号を調べます。 |
img pc1 fat16 |
ドライブ上の利用可能なパーティションのない領域すべてを使用して、スロット1にFAT16パーティションが作成されます。 |
img pc5 fat32 5671 |
ドライブ上の5,671MBを使用して、スロット5にFAT32パーティションが作成されます。 |
img pd3 |
スロット3からパーティションが削除されます。 |
img pa5 |
スロット5のパーティションがアクティブ(ブート可能)になります(そのスロットにパーティションがある場合)。 |
img pc2 extended 2500 img pc2 NTFS 2000 cluster=1 img pc2 fat16 500 |
2000 NTFSロジカルドライブと500MBのFAT16ロジカルドライブのある拡張パーティションが作成されます。 |