代替アプリケーションの設定

アプリケーションを完全に無効にする(前のセクションアプリケーションの無効化を参照)代わりに、ローカルモードのときにはアプリケーションのあるインスタンスを実行し、リモートモードのときには別のインスタンスを実行したい場合があります。これを実現するために、代替の「リモートモード」アプリケーションを指すように「ローカルモード」アプリケーションを設定することができます。ユーザがリモートモードで「ローカルモード」アプリケーションを起動すると、Application Launcherは代替の「リモートモード」アプリケーションを代わりに起動します。通常、この代替アプリケーションになるのは、低速な接続での使用を考慮したターミナルサーバアプリケーションまたはWebアプリケーションです。

たとえば、ユーザがローカルモードでアプリケーションにアクセスしている場合には、ネットワークサーバインストールからアプリケーションを実行するようにします。しかし、ユーザがリモートモードでアプリケーションにアクセスしている場合には、ターミナルサーバから実行するようにします。これを実現するには、ネットワークアプリケーション用とターミナルサーバアプリケーション用の2つのアプリケーションオブジェクトを作成し、ターミナルサーバアプリケーションを、ネットワークサーバアプリケーションのリモート代替アプリケーションに指定します。

アプリケーションのリモート代替アプリケーションを設定するには

  1. リモート代替アプリケーションがeDirectoryでアプリケーションオブジェクトとして設定されていることを確認します。

  2. ConsoleOneで、リモート代替アプリケーションを設定するアプリケーションオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックしてアプリケーションオブジェクトのプロパティページを表示します。

  3. [障害対策]>[リモート代替アプリケーション]の順にクリックして、[リモート代替アプリケーション]ページを表示します。


    アプリケーションオブジェクトの[リモート代替アプリケーション]ページ
  4. 次の各フィールドに情報を入力します。

    [リモート実行時に使用するアプリケーションオブジェクト]: 代替アプリケーションにするアプリケーションオブジェクトを選択します。通常、この代替アプリケーションになるのは、低速な接続での使用を考慮したターミナルサーバアプリケーションまたはWebアプリケーションです。

    [リモート実行時にこの代替アプリケーションを常に使用する]: デフォルトでは、ユーザのワークステーションにオリジナルのアプリケーションがインストールされている場合に、Application Launcherはこの代替アプリケーションを使用せず、代わりにローカルにインストールされたアプリケーションを使用します。ただし、アプリケーションがデータベースまたはその他のネットワークリソースにアクセスする必要がある場合、そのデータベースまたはネットワークリソースを利用できるのが代替アプリケーションの使用時のみであるときは、ローカルにインストールされたアプリケーションではなく、代替アプリケーションを使用することをApplication Launcherに強制するために、このオプションを選択します。

  5. [OK]をクリックして変更内容を保存します。