ターミナルサーバユーザアカウントの管理
ターミナルサーバからアプリケーションを実行するには、ユーザがターミナルサーバユーザアカウント(ローカルユーザアカウントまたはドメインユーザアカウント)およびeDirectoryユーザアカウントを持っていなければなりません。ターミナルサーバユーザアカウントは、ターミナルサーバにホストされたアプリケーションを実行するのに必要なファイルシステムへのアクセス権を提供します。通常、これにはユーザが[Terminal Server User(ターミナルサーバユーザ)]、[Power Users]、または[ユーザ]グループのメンバーになっている必要があります。
また、ユーザがターミナルサーバからApplication Launcherを実行している場合、ターミナルサーバユーザアカウントは(デフォルトでは、c:\program files\novell\zenworksディレクトリにインストールされる)Application Launcherファイルへのファイルシステムアクセス権を提供する必要があります。
複数のユーザが同じターミナルサーバユーザアカウントを持っている場合
Application Launcherは、複数ユーザによる同じユーザアカウントを使用したターミナルサーバへのログインをサポートしています。しかし、複数のユーザが同じターミナルサーバユーザアカウントを使用して、同時にログインする場合には、次の点に注意してください。
- すべてのユーザは、同じユーザアカウントを使用してeDirectoryにログインする必要があります。そうしないと、Application Launcherは、最後にApplication Launcherを起動または更新したユーザのアプリケーションのみを表示し、そのユーザの環境設定を使用します。
- すべてのユーザがApplication Launcherを実行している必要があります。1人以上のユーザがApplication Launcherを実行していない場合、アプリケーションアイコン(Application Launcherによって配布)が、すべてのユーザのデスクトップと[クイック起動]バーに表示されません。アイコンは、Application Launcherのウィンドウとシステムトレイには表示されたままです。回避策としては、Application Launcherが[スタート]メニュー、システムトレイ、およびApplication Launcherのウィンドウのみにアプリケーションアイコンを表示するように各アプリケーションオブジェクトを設定します。
- [自動アイコンクリーンアップを有効にする]オプションを[いいえ]に設定します(ConsoleOne>ユーザオブジェクト>[ZENworks]タブ>[Application Launcherの環境設定]ページ>[追加]ボタン>[ユーザ]タブ)。このように設定すると、ユーザがApplication Launcherを終了しても、Application Launcherはアプリケーションアイコンを削除しません。詳細については、[ユーザ]の設定を参照してください。