Strコンバータの理解

Strコンバータは、ワークステーションが接続されているインベントリサーバ上のJavaコンポーネントです。Strコンバータは、ZENworks for Desktops 3.0 SP1およびZENworks for Desktops 3.2との下位互換性をサポートするために、ZENworks for Desktops 3.xファイルで動作し、そのファイルをZENworks 6.5 Desktop Management形式に変換するよう設計されています。

Strコンバータは次のサーバ上で実行できます。

サーバコンポーネントのクイックリファレンステーブルについては、インベントリサーバ上のインベントリコンポーネントの概要を参照してください。

Strコンバータは、サービスマネージャによってロードされるサービスとして実行され、scandir\convディレクトリ内のファイルを処理します。

Strコンバータの処理シーケンスは次のとおりです。

  1. Strコンバータは、インベントリサーバの環境設定サービスから、scandirなどの起動設定パラメータを読み込みます。convディレクトリとconvtempディレクトリが存在しない場合は、scandirディレクトリに作成されます。
  2. セレクタは、convディレクトリにZENworks for Desktops 3.x .strファイルを保存します。
  3. Strコンバータは、ZENworks for Desktops 3.x .strファイルをZENworks for Desktops 4.x形式に変換し、変換したファイルをconvtempディレクトリに保存します。
  4. convtempディレクトリの変換された.strファイルは、scandirディレクトリに移動してセレクタによって再度取得され、ZENworks 6.5 Desktop Management .strファイルと同じように処理されます。

注:  Strコンバータコンポーネントについてはステータスログは更新されません。