アプリケーションオブジェクトのアップグレード

DeFrameターミナルサーバ上でホストされるアプリケーション用に作成されたアプリケーションオブジェクトは、ZENworks 6.5 Novell Application Launcher、Novell Application Launcherプラグイン、またはZENworks 6.5 Launchガジェットでは使用できません。eDirectoryでアプリケーションオブジェクトをターミナルサーバアプリケーションオブジェクトとして再作成することで、アップグレードする必要があります。手順は次のとおりです。

  1. ConsoleOneで、アプリケーションオブジェクトの作成先のコンテナを右クリックします。次に、[新規]をクリックし、[オブジェクト]をクリックします。

  2. [新規オブジェクト]ダイアログボックスで、[アプリケーション]を選択し、[OK]をクリックして[新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックスを表示します。


    [新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックス
  3. [ターミナルサーバアプリケーション]オプションを選択し、[次へ]をクリックして[オブジェクト名]ダイアログボックスを表示します。


    [新しいアプリケーションオブジェクト]>[オブジェクト名]ダイアログボックス
  4. アプリケーションオブジェクトの名前を指定します。

    アプリケーションオブジェクトの名前は、次の規則に従って入力します。

    • コンテナ内で一意の名前にします。
    • 特殊文字を使用することもできます。ただし、正符号(+)、等号(=)、ピリオド(.)を使用するときは、その前に円マーク(\)を付けます。
    • 次の文字は、アプリケーションオブジェクトの名前では使用できますが、Windowsのフォルダおよびファイルの名前では使用できません。
      \ / : * ? " < > |

      アプリケーションオブジェクトの名前でこれらの文字を使用した場合、Novell Application LauncherではなくWindowsによって制御される場所(Windowsデスクトップなど)に表示されるときに、これらの文字がアンダースコア(_)で置き換えられます。

    • 大文字と小文字、アンダースコアと空白は最初に入力したとおりに表示されますが、区別はされません。たとえば、ZENworks_Desktop_ManagementとZENWORKS DESKTOP MANAGEMENTは、同一の名前として認識されます。

    名前はeDirectoryで表示されます。デフォルトでは、アプリケーションオブジェクトの名前は、ユーザのワークステーション上でApplication Launcherに表示されるアプリケーションオブジェクトのアイコンのタイトルとしても使用されます。アプリケーションオブジェクトの作成後にも、必要に応じてアイコンのタイトルを変更できます(アプリケーションオブジェクトの[識別]タブの[アイコン]ページを使用します)。

  5. [次へ]をクリックし、[ICA/RDPセッション]ダイアログボックスを表示します。


    [新しいアプリケーションオブジェクト]>[ICA/RDPセッション]ダイアログボックス
  6. 次の情報を入力して、アプリケーションを実行するICAまたはRDPクライアントセッションを設定します。

    [ICAセッション]を選択する場合は、次のフィールドに入力します。

    [ICAセッション]: ICA (Independent Computing Architecture)クライアントセッションでアプリケーションを実行する場合はこのオプションを選択します。Citrix MetaFrameでは、ICAクライアントセッションが必要です。

    • [発行されたアプリケーション名]: デフォルトでは、このフィールドには前のページで入力したアプリケーションオブジェクトの名前が表示されますこの名前がCitrix IMAで定義されているアプリケーション名と一致しない場合は、Citrixの発行されたアプリケーション名に変更します。

    • [アプリケーションをホストするサーバ]: アプリケーションをホストするCitrixサーバを追加します。サーバを追加するには、[追加]ボタンをクリックし、サーバのIPアドレスまたはDNSホスト名を入力して、[OK]をクリックします。

      ここで定義したサーバは、アプリケーションがNovell Application LauncherまたはNovell Application Launcherプラグインから起動される場合にのみ使用されます。ZENworks Launchガジェットは、その環境設定で定義されたサーバを使用します。ZENworks Launchガジェットの環境設定については、『ZENworks 6.5 Desktop Management管理ガイド』の「アプリケーション管理」にある「ZENworks Launchガジェット: 設定」を参照してください。

    [RDPセッション]: RDP(Remote Desktop Protocol)クライアントセッションでアプリケーションを実行する場合はこのオプションを選択します。Microsoft Windowsターミナルサーバでは、RDPクライアントセッションが必要です。Citrix MetaFrameも、RDPクライアントセッションをサポートしています。

    [RDPセッション]を選択する場合は、次のフィールドに入力します。

    • [Terminal Server Address and Port(ターミナルサーバのアドレスとポート)]: ターミナルサーバのIPアドレスまたはホスト名を指定します。ターミナルサーバがデフォルトのポート3389を使用していない場合は、[ポート]フィールドを編集して正しいポート番号を指定します。

    • [サーバドメイン]: ターミナルサーバが、Windows NTドメインまたはActive Directoryドメインに含まれている場は、ドメイン名を指定します。

    • [アプリケーションパス]: アプリケーションの実行可能ファイルのパスを指定します。ターミナルサーバでConsoleOneを実行している場合は、ファイルを参照して選択できます。

    • [作業ディレクトリ]:アプリケーションが作業ファイルを作成するディレクトリのパスを指定します。

  7. [次へ]をクリックし、アプリケーションのワークステーションへの配布を制御するルールを定義します。手順は次のとおりです。

    1. [Add]をクリックし、定義するルールのタイプを選択します。

    2. ルールの情報を入力し(ルールの情報については[ヘルプ]をクリックしてください)、[OK]をクリックして要件を一覧に追加します。

      注:  以前のバージョンのZENworksでは、オペレーティングシステムのバージョン(OSバージョン)ルールが必要でした。現在は不要です。

  8. [Next]をクリックし、アプリケーションオブジェクトを、アプリケーションの配布先であるユーザまたはワークステーションに関連付けます。手順は次のとおりです。

    1. [Add]をクリックし、ユーザオブジェクトまたはワークステーションオブジェクトを参照します。グループオブジェクト、ワークステーショングループオブジェクト、およびコンテナオブジェクト(部門、組織、または国)も選択できます。コンテナオブジェクトを選択した場合、そのコンテナの全ユーザオブジェクトおよびワークステーションオブジェクトについて、アプリケーションに関連付けるかどうかを選択できます。

      重要:  アプリケーションに関連付ける各ワークステーションは、事前にワークステーションオブジェクトとしてeDirectoryにインポートしておく必要があります。

    2. ユーザまたはワークステーションをリストに追加した後、アプリケーションに適用する特性([強制実行]、[NAL]、[スタートメニュー]、[デスクトップ]、[シストレイ]、[クイック起動]、[強制キャッシュ])を設定するために、ユーザまたはワークステーションの該当するチェックボックスをオンにします。これらの特性の説明については、[ヘルプ]をクリックします。

  9. [次へ]をクリックし、アプリケーションオブジェクトの設定を確認したら、[終了]をクリックしてアプリケーションオブジェクトを作成します。