Novell ZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1

2005年2月11日


概要

Novell® ZENworks® 6.5 Server Management Support Pack 1(SP1)には、次のサーバ管理コンポーネントの機能強化およびバグフィックスが含まれます。

   Policy and Distribution Services
   Server Inventory
   Remote Management
   Management and Monitoring Services

このReadmeと適切なガイドをよく読んでから、Server ManagementをSP1にアップグレードしてください。

1.0 製品に関する問題
1.1 Support Pack 1によって解決された問題
1.2 Server Managementで引き続き存在する問題
1.3 Support Pack 1の既知の問題
1.4 Support Pack 1のリリース後に明らかになった問題
2.0 Support Pack 1について
2.1 ドキュメントソース
2.2 Support Pack 1の入手方法
2.3 サポートパックの目的
2.4 Support Packの内容
3.0 Support Packのインストール
3.1 アップグレードの条件
3.2 アップグレード手順
4.0 SP1の既知問題
4.1 Policy and Distribution Services
4.2 Server Inventory
4.3 Remote Management
4.4 Management and Monitoring Services
5.0 表記規則
6.0 法的通知


1.0 製品に関する問題

この章では、ZENworks 6.5 Server Managementの問題に関する情報の参照先を示します。


1.1 Support Pack 1によって解決された問題

SP1で解決されたZENworks 6.5の問題については、TID10093356を参照してください。


1.2 Server Managementで引き続き存在する問題

SP1によって解決されないZENworks 6.5 Server Managementの問題については、ZENworks 6.5 Server Management Readmeを参照してください。


1.3 Support Pack 1の既知の問題

SP1で新たに明らかになったZENworks 6.5の問題については、「4.0 SP1の既知の問題」を参照してください。


1.4 Support Pack 1のリリース後に明らかになった問題

SP1のリリース後に明らかになった問題については、Novell Support Knowledgebaseを参照してください。


2.0 Support Pack 1について

この章では、SP1に関する重要な詳細について説明します。


2.1 ドキュメントソース

このReadmeの情報に加えて、Novell Documentation Webサイトで参照できるZENworks 6.5 SP1の全マニュアルセットにも、SP1に関する重要な情報が含まれています。詳細については、『ZENworks 6.5 Server Managementガイド』の「マニュアルの更新」に記載されたリストを参照してください。

詳しいインストール手順は、『ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』に記載されています。これは、Novell Documentation Webサイトから入手できます。

最新の『ZENworks 6.5 Server Management管理ガイド』では、SP1の新機能および強化機能に対応してドキュメントが変更されています。これは、Novell Documentation Webサイトから入手できます。

6.5の英語版のガイドには、まだ他言語版に翻訳されていないSP1の変更点が含まれている場合もあります。SP1での更新箇所の全リストを確認する場合は、英語版のマニュアルを参照することをお勧めします。未翻訳の更新箇所はすべて、ZENworksの次回のフルリリース時に、非英語版のオンラインマニュアルに組み入れられる予定です。


2.2 Support Pack 1の入手方法

ZENworks 6.5 SP1は、Consolidated Support Pack Webサイトで入手可能なNovell Consolidated Support Pack 12 (CSP12)に含まれています。このダウンロードサイトでは、さまざまなNovell製品に必要な最新のサポートパックを入手できます。

またSP1は、Novell Support KnowledgebaseのTID2970612から個別にダウンロードすることもできます。

最新のConsolidated Support Packに関する問題については、TID10094148を参照してください。


2.3 サポートパックの目的

このサポートパックは、すべて合わせてテストされた一連のServer Managementの修正を適用するためのものです。これらのファイルは、コンポーネントテスト、コアOSテスト、および他のNovell製品との統合テストを受けています。

SP1のスキーマに変更はありません。したがって、スキーマの拡張は必要ありません。

SP1の新機能の概要

  • ZENworks 6.5 SP1 

    • Novell Open Enterprise Server(OES)は、SubscriberソフトウェアまたはInventory Agentを実行するサーバ上でサポートされます。
    • Windows*サーバ上でのCitrix* MetaFrame* Presentation Server 3のサポート。
    • Novell CSP11およびCSP12との互換性。

  • Policy and Distribution Services 

    • Novell iManager 2.5がサポートされるようになりました。
    • 6.5 SP1 Distributorで、3.0.2+IR2、6.5、および6.5 SP1のSubscriberに送信できます。
    • Desktop Application Distributionで、アプリケーションオブジェクトのプロパティの[Include Subdirectories]チェックボックスがサポートされます。
    • 新たに追加された[Always Replicate Association Flags]オプションで、関連付けを初回のみ複製するか、または毎回複製するかを選択できます。
    • Desktop Application Distributionで、MSI 3アプリケーションの配布がサポートされます。
    • SMTPを設定すると、Distributionの最大リビジョン数に到達したことを通知するSMTP電子メールが送信されます。
    • iManagerのTiered Distribution Viewのターゲットサーバのポップアップで、抽出エラーに関する詳しい情報が表示されるようになりました。
    • Subscriber Distribution ViewがZENworks Server Managementの役割のためにiManagerに新たに追加されました。
    • iManagerで、手動配布ウィザードを使ってインポートされたDistributionを手動で抽出できます。

  • Server Inventory  

    • ZENworksソフトウェアディクショナリの機能が拡張されました。
    • Inventory Agentで、新しいアンチウィルス製品をスキャンできるようになりました。
    • CIMスキーマを使用しなくても、インベントリデータベースからインベントリ情報を取得できるようになりました。

  • Remote Management  

    • ZENworks 6.5 Server Management SP1のRemote Managementに関する新機能や機能拡張はありません。

  • Management and Monitoring Services  

    • ZENworks 6.5 Server Management SP1のManagement and Monitoring Servicesに関する新機能や機能拡張はありません。

詳細については、『ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』にあるSP1の「新機能」の節を参照してください。


2.4 Support Packの内容

Server Managementの場合、ZENworks 6.5 SP1は次の2つのダウンロードファイルで提供されます。

zen65sp1compcd.exe
companioncd.exe

両ファイルには、このReadmeに加えて、ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1に更新するために必要な.cpkファイル、.zipファイル、および.exeファイルが含まれています。

この節では、SP1ダウンロードファイルの内容について説明します。


2.4.1 展開後のSP1インストールファイルの編成

zen65sp1compcd.exeファイルを解凍した一時ディレクトリに、次のようなディレクトリ構造およびファイルが配置されます。

zen65sp1 
   |__install\...
   |__readmes
   |   |__ja
   |       |__readme_desktops.html
   |       |__readme_servers.html
   |       |__readme_suite.html
   |__zdm
   |   |__agentinstall\...
   |   |__license_agreements\...
   |   |__zen preboot services\...
   |   |__zenworks\...
   |__zsm
   |   |__sounds\...
   |   |__zfs\...
   |__autorun.inf
   |__winsetup.exe
   |__winsetup.ini

SP1をインストールするには、winsetup.exeを実行します。表示されるメニューから、このReadmeを参照できます。

インストール手順、および新機能の詳細については、Novell Documentation Webサイトで最新の『ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』および『ZENworks 6.5 Server Management管理ガイド』を参照してください。


2.4.2 Companion CDの展開後のファイル構成

companioncd.exeファイルを解凍した一時ディレクトリに、次のようなディレクトリ構造が配置されます。

companion1 
   |__licensing
       |__nls32.dll
       |__nlsapi32.dll
companion2
   |__codepageutility
   |   |__encoding.class
   |   |__encoding.cmd
   |   |__readme.doc
   |__desktop
   |   |__desktop.zip
   |__zen65patch
   |   |__inv
   |       |__server
   |           |__wminv
   |               |__lib
   |                   |__desktopcommonutility.jar
   |__zenworks server management - software packages
       |__invrm
       |   |__RemStandAlonePacPro.zip
       |   |__zsm651_invagnt.cpk
       |   |__zsm651_remmgmt.cpk
       |__mms (empty)
       |__pds
           |__zsm651_polydist.cpk

このサポートパックに含まれる各Server Software Package(拡張子.cpkを持つファイル)は、次の一連のZENworks 6.5コンポーネントに対するソフトウェアの更新を提供します。

ソフトウェアパッケージをインストールするには、サーバ上に更新対象のZENworks 6.5コンポーネントが存在することが必要です。たとえば、zsm651_invagnt.cpkを使用してInventory Agentを更新する場合、サーバ上でZENworks 6.5 Inventory Agentを検出できないとソフトウェアパッケージは失敗します。

サポートパックに含まれるソフトウェアパッケージにより、次のZENworks 6.5コンポーネントが更新されます。

  • zsm651_invagnt.cpk 
    SP1のInventory Agentのバグフィックスが含まれます。

  • zsm651_remmgmt.cpk 
    SP1のRemote Managementのバグフィックスが含まれます。

  • zsm651_polydist.cpk 
    SP1のPolicy and Distribution Servicesのバグフィックスと機能拡張が含まれます。


2.4.3 その他のファイル

Remote Managementについてのみ、SP1にはソフトウェアパッケージに加えて次のファイルが含まれています。

  • ソフトウェアパッケージをインストールするためのStandalone Package Processor

    remstandalonepacpro.zip

    これは、ソフトウェアパッケージを配布するためにTiered Electronic Distributionを使用するのではなく、サーバごとにソフトウェアパッケージを手動でインストールするためのオプションとして提供されているものです。Standalone Package Processorは、Policy and Distribution Servicesエージェントが、NetWare®でもWindowsサーバでも実行されていない場合に必要となります。ただし、Policy and Distribution Servicesエージェントが実行されているサーバ上でも使用できます。

  • Standalone Package Processorの起動のために使用されるバッチ/NCFファイル

    • Remstandalonepacpro.zip

      Zsm651_remmgmt.ncf。NetWareサーバにRemote Management Agentのサポートパックをインストールする目的で使用されます。

      Zsm651_remmgmt.bat。WindowsサーバにRemote Management Agentのサポートパックをインストールする目的で使用されます。

      Remote Management Agentの.cpkファイルを手動でインストールするには、Novell Documentation Webサイト『ZENworks 6.5 Server Management管理ガイド』を参照してください。


3.0 Support Packのインストール

zen65sp1compcd.exeとcompanioncd.exeは、DOSの制限外のディレクトリパスを含む可能性があるため、ドライブのルートの近くに展開する必要があります。EXEダウンロードファイルをダブルクリックした場合のデフォルトの抽出パスはc:\tempです。EXEファイルを右クリックまたはドラッグした場合は、指定した場所にダウンロードファイルが解凍されます。ダウンロードされるディレクトリの構造については、「2.4 Support Packの内容」を参照してください。

サポートパックの詳しいインストール手順については、『ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』の「ZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1」を参照してください。


3.1 アップグレードの条件

ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードする前に、次の条件を満たしていることを確認してください。

  • 最低要件: ターゲットサーバおよびインストール先のワークステーションが最新の『ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』の「インストールコンピュータと管理ワークステーションの要件」に示されている最低要件を満たしている必要があります。

  • Novell iManager(オプション): 少なくとも1台のNetWareサーバ、Windowsサーバ、Linux*サーバ、またはSolaris*サーバに、ZENworks 6.5 Policy and Distribution ServicesプラグインとともにiManager 2.0.2または2.5以降がインストールされている必要があります。ただし、SolarisでiManager 2.5に対してZENworksプラグインをインストールすることはできません。


3.2 アップグレード手順

次の方法により、ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードできます。

  • SP1アップグレードウィザード: SP1ダウンロードファイルに含まれるアップグレードウィザードを使用して、すべてのZENworks 6.5ポリシーに対応するServer Managementコンポーネントをアップグレードできます。インストールメニューにアクセスするにはwinsetup.exeを実行します。

    (省略可) iManager 2.0.2/2.5をインストールしていて、SP1アップグレードウィザードを実行する場合は、[Server Management]>[Web-Based Management Components]の順にメニューオプションを選択して最新のiManagerプラグインをインストールます。

  • Linux/Solarisスクリプト: Xtermウィンドウを使用して、SP1のダウンロードファイルにより提供されるテキストベースのインストールスクリプトを実行します。次のスクリプトを実行します。

    Download_path\ZSM\ZfS\TedPol\Linux\zfs-pds-upgrade
    Download_path\ZSM\ZfS\TedPol\Solaris\zfs-pds-upgrade

    そして、アップグレードオプションを選択します。

  • Server Software Package: SP1ダウンロードファイルに含まれている適切な.cpkファイルを使用して、次のZENworksコンポーネントをアップグレードできます。

    Policy and Distribution Services
    Inventory Agent
    Remote Management

    重要:  SP1にアップグレードするクラスタにZENworks 6.5サーバがインストールされている場合は、Server Software Packageを使用できません。

SP1のアップグレードの詳細については、『ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』の「ZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1」を参照してください。


4.0 SP1の既知の問題

この章では、ZENworks 6.5 SP1で新たに明らかになった問題について説明します。


4.1 Policy and Distribution Services

この節では、Policy and Distribution ServicesのSP1で新たに明らかになった問題について説明します。


4.1.1 SP1のインストール後にクラスタリングサービスがオフラインになる

低速のハードウェアを持つサーバ、または他のソフトウェアの実行による負荷が極めて高いサーバ上でクラスタを実行している場合に、スクリプト内の全コマンドが正常に完了していないことが検出されると、クラスタサービスによりクラスタがオフラインにされることがあります。たとえば、ZENworksがデフォルトのタイムアウト期限である25秒以内にロードしない場合があります。

解決策: クラスタリソースを復元した上で、ZENworksを再ロードするには、サーバコンソールから以下のコマンドを入力します。

cluster online cluster_resource_name

詳細については、TID10096473を参照してください。


4.1.2 クラスタ化されたサーバをServer Software Packagesを使用してアップグレードできない

SP1 Companion CDダウンロードパッケージには、次のServer Software Packageが含まれます。

  • zsm651_polydist.cpk
  • zsm651_invagnt.cpk
  • zsm651_remmgmt.cpk
  • RemStandAlonePacPro.zip

これらは、次の理由からクラスタ化されたサーバをSP1にアップグレードするために使用できません。

  • Server Software Packageでは、Novell eDirectoryTMにアクセスできない。
  • Server Software Packageは、現在のアクティブなノードのみを更新し他のノードは更新しない。


4.1.3 ZENworks 6.5で作成した手動DistributionがZENworks 6.5 SP1で機能しない

アップグレード時に手動Distributionのベースラインの再設定が不要になるように、SP1では手動配布ウィザードが拡張されました。したがって、バージョン6.5の手動配布ウィザードで作成したDistributionはSP1では機能しません。

解決策: ZENworks 6.5 SP1にアップグレードした後、手動配布ウィザードの最新バージョンを使用して手動のDistributionを再作成します。


4.1.4 Linux Subscriberへの手動のDistributionで作業ディレクトリを参照する必要がある

NetWareサーバおよびWindowsサーバの場合、作業ディレクトリは手動配布プロセスにより検出されます。しかし、Linuxサーバファイルシステムは認識されません。

解決策: Linuxサーバのための共有をSamba内にセットアップします。これにより、Windowsサーバの場合と同様に、手動配布プロセスでLinuxサーバの作業ディレクトリが認識されます。


4.1.5 ZfS 3.0.2 External SubscriberがZENworks 6.5 SP1の暗号化されたDistributionを受信できない

ZENworks 6.5 SP1 Distributorは、暗号化されたSP1 DistributionをZfS 3.0.2 External Subscriberに正常に送信できません。ただしSP1 Distributorは、暗号化されたSP1 Distributionを標準のZfS 3.0.2 Subscriberに正常に送信できます。

解決策: ありません。


4.1.6 SP1にアップグレードした後、暗号化されたDistributionが機能しない

NetWare SubscriberをZENworks 6.5から、またはZfS 3.0.2からZENworks 6.5を通じてSP1にアップグレードした後、暗号化されたDistributionがアップグレード後のSubscriberサーバでサポートされなくなります。

解決策: アップグレード後のNetWare Subscriberサーバを再起動します。その後、暗号化されたDistributionを抽出できます。


4.1.7 iManager 2.5をインストールするとNetWareサーバが異常終了する

iManager 2.5をインストールする場合に、「設定を処理しています」というメッセージが表示された時点でインストール先のNetWareサーバが異常終了します。しかし、iManagerをインストールする前にJava*がアンロードされた場合、サーバは異常終了しません。

解決策: iManager 2.5をインストールするには、Server Managementプロセスをアンロードします。このためには、Javaをロードすることが必要になります。


4.1.8 zsm651_polydist.cpkファイルを使用してNetWare 6.5 SP3 (OES)サーバをSP1にアップグレードする時に例外が発生する

NetWare 6.5サーバをSP3(NetWare OES)にアップグレードすると、ZENworks 6.5のzencommon.jarファイルに対して互換性のない新しいJVM*がインストールされ、サーバポリシーおよびServer Software Packageが機能しなくなります。したがって、Server Software Packageを使用してOESサーバをZENworks 6.5 SP1にアップグレードしようとすると、例外が発生します。

解決策: 次のいずれかを行います。

  • .cpkファイルではなく、GUIインストールを使用してZENworks 6.5 SP1をインストールします。SP1のGUIインストール中にコピーされるzencommon.jarファイルは、OESで使用されるJVMと互換性を持ちます。

  • .cpkファイルを使用してSP1をインストールするには、次の手順に従います。

    1. 古いzencommon.jarファイルをSP1のバージョンに置き換えるために、SP1ダウンロードファイルに含まれているzencommon.jarファイルをFile DistributionとしてターゲットOESサーバに送信します。

    2. OESサーバ上でZENworksを再起動し、ZENworksが新しいzencommon.jarファイルを認識するようにします。

    3. ターゲットOESサーバをSP1に正常にアップグレードするために、zsm651_polydist.cpkファイルをSoftware Package DistributionとしてOESサーバに送信します。

  • .cpkファイルを使用してSP1をインストールするには、NetWare 6.5 SP3(OES)をサーバにインストールする前に、ZENworks 6.5 SP1をサーバにインストールします。SP1のzencommon.jarファイルは、OESで使用されるJVMと互換性を持ちます。


4.2 Server Inventory

この節では、Server InventoryについてSP1で新たに明らかになったソフトウェアの問題について説明します。


4.2.1 データエクスポートの問題

ZENworks 6.5 SP1 Inventoryスナップインを含むNovell ConsoleOne®のインストールから、[Tools]>[ZENworks Inventory]>[Data Export]の順にクリックすることにより、ZENworks 6.5インベントリデータベースのためのData Exportユーティリィティを起動することはできません。

解決策: ConsoleOneで、ZENworks 6.5インベントリデータベースオブジェクトを右クリックし、[Data Export]をクリックします。


4.3 Remote Management

この節では、Remote ManagementについてSP1で新たに明らかになったソフトウェアの問題について説明します。


4.3.1 マルチモニタのサポート

管理対象サーバで複数のモニタが使用されている場合、管理コンソールからのリモートセッションでは管理対象サーバのプライマリモニタのみを管理します。


4.3.2 ZENworks 6.5 Server Management GUIインストールによるNetWare 6.5クラスタのパスワード設定

NetWare 6.5クラスタ上で、ZENworks 6.5 Server Management GUIインストールによりパスワードが設定されている場合、ZENworks 6.5 Server Management SP1 Software Package Distributionを使用してRConJ AgentをアップグレードするとRConJ Agentのロードが失敗します。ただし、RConJ Agentファイルは更新されます。

RConJ Agentをロードするには、ZENworks 6.5 Server Management SP1 GUIインストールを使用します。


4.4 Management and Monitoring Services

この節では、Management and Monitoring ServicesについてSP1で新たに明らかになったソフトウェアの問題について説明します。


4.4.1 停止していないかどうかを監視するノードへノードの追加を試みても、選択したノードが監視対象に追加されない

セグメントで推奨されるRMONエージェントがNetWareサーバである場合は、サーバ上でTraffic Analysis Agentをアンロード後に再ロードします。


4.4.2 ZfS 3.0.2エージェントを実行するWindows 2000 Serverのトレンドとサマリを表示するためにZENworks 6.5またはSP1のConsoleOneスナップインを使用すると、通信エラーメッセージがポップアップし、データが表示されない

ZfS 3.0.2エージェントをZfS 3.0.2 IR2に更新した後、Windows 2000サーバ上でエージェントを再起動します。


4.4.3 [Trend]ビューで、アダプタ番号の文字列の「E」の後に数値が続く場合、文字列が不正に表示される

[Trend]ビューで、アダプタ番号の文字列の「E」の後に数値が続く場合、文字列内で「E」が指数として認識され、その数値として0が表示されます。たとえば、アダプタ番号1 008048134E10は、1 0080481340000000000として表示されます。


5.0 表記規則

このドキュメントでは、大なり記号(>)を使用して手順内の操作と相互参照パス内の項目の順序を示します。

商標記号(®、TMなど)は、Novellの商標を示します。アスタリスク(*)は、サードパーティの商標を示します。


6.0 法的事項

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