Storerの理解

Storerは、データベースが接続されているインベントリサーバ上のJavaコンポーネントです。インベントリサーバは、データベースが接続されているリーフサーバ、データベースが接続されている中間サーバ、データベースとインベントリ対象サーバが接続されている中間サーバ、ルートサーバ、インベントリ対象サーバが接続されているルートサーバのいずれかです。インベントリサーバ上のインベントリコンポーネントの概要のインベントリサーバコンポーネントのクイックリファレンスの表を参照してください。

Storerは、Service Managerによってロードされるサービスとして実行され、\dbdirディレクトリ内のファイルを処理します。

Storerは次の処理を実行します。

  1. Storerは、インベントリサーバのConfiguration Serviceから起動設定パラメータを読み込みます。
  2. Storerは、eDirectoryに保存されているインベントリサーバの設定情報に基づいて、データベースディレクトリ(dbdir)でスキャンファイルを調べます。インベントリサーバの設定情報により、eDirectoryポリシーに基づいて、\dbdirの場所やデータベースサーバが決定されます。Selectorは.strファイルを\dbdirディレクトリに挿入し、Receiverは.zipファイルを\dbdirディレクトリに挿入します。
  3. Storerは、.strファイルと.zipファイルを交互に処理します。
  4. Storerは、圧縮された.strファイルと.prpファイルを含む.zipファイルをtempディレクトリ(\dbdir\temp)に解凍し、インベントリ対象サーバの.strファイルのインベントリ情報でデータベースを更新します。
  5. Storerはインベントリサーバのステータスログにあるステータスを更新し、ロールアップログを更新します。インベントリサーバのステータスログにあるインベントリサーバのステータス情報は表示できます。

    ツリー間でインベントリ情報をロールアップする場合、ロールアップステータスメッセージは、ツリー内で.zipファイルを受信する最初のインベントリサーバに記録されます。詳細については、ステータスログによるServer Inventoryの監視を参照してください。