アラーム管理システムのトラブルシューティング

アラーム管理システムは、送信を要求していないSNMPトラップをエージェントから受信すると、デバイスのMIBで定義されたトラップタイプオブジェクトの適切なアラームテンプレートを探します。利用できるアラームテンプレートがない場合、アラーム管理システムはinstallation_volume\installation_directory\novell zenworks\mms\mwserver\properties\alarmmanager.propertiesファイルのIgnoreUnknownTrapフラグを調べます。フラグの値がTrueの場合、アラームは無視されます。フラグの値がFalseの場合、アラームは未定義のトラップとしてデータベースにアーカイブされます。フラグの値がYesの場合、アラームは無視されます。フラグの値がNoの場合、アラームは未定義のトラップとしてデータベースにアーカイブされます。フラグのデフォルト値はYesに設定されています。

この問題を解決するには、管理サーバのMIB PoolにデバイスのMIBを追加する必要があります。MIBには、デバイスから送信されるトラップのトラップ定義が含まれます。トラップタイプオブジェクトがアラーム管理システムで定義されていない場合は、トラップOID (オブジェクト識別子)から受信したアラームの種類を解決できないため、未定義のアラームと見なされます。MIBのコンパイルと、MIB PoolへのMIBの追加については、MIBツールの使用を参照してください。

新しいデバイスをネットワークに追加する場合は、MIB PoolにMIBを追加する必要があります。SNMPエージェントがステーション上でホストされるプロキシエージェントで、ソフトウェアが更新された場合は、MIB PoolのMIBを更新する必要があります。