このReadmeファイルでは、Novell® ZENworks® 7 Desktop Managementに関する情報を提供します。ZENworks 7 Desktop Managementは、会社のファイアウォール内外に存在するWindows*ワークステーションを管理するためのNovell製品です。NetWare®、Windows、またはLinux*サーバプラットフォームで実行しているZENworksサービスに関する情報について説明します。
このドキュメントに記載されている問題は、ZENworks 7 Desktop Managementの初回リリース時に判明しました。初回リリース後に修正された問題については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10097368を参照してください。
詳しいインストール手順は、『ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』に記載されています。このインストールガイドはNovell Documentation Web サイトにあり、インストールプログラムの実行時にメニューオプションとして提供されます。
ZENworks 7 Desktop Managementを使用できる範囲および環境には、いくつかの制限があります。
詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10019161を参照してください。
ユーザがZENworksの機能を利用するためにサーバからワークステーションの認証を受ける際、そのサーバにNetWare 6.5 SP2がインストールされている場合には、コンピュータにインストールされているNovell ClientTMを4.9 SP2にアップグレードしない限り、eDirectoryTMツリーまたはConsoleOne® 1.3.6が設定されたサーバを管理することはできません。
eDirectory 8.7.3に付属するNovell Clientのバージョン(4.90.0 SP1a)をインストールしないことをお勧めします。このバージョンをWindows Server 2003で使用するには、追加のパッチが必要になります。代わりに、Novell Client for Windows 4.91をインストールすることをお勧めします。このバージョンのNovell Clientは、Novell Product Download Webサイトからダウンロードできます。
この章では、Desktop Management Server、Middle Tier Server、およびデスクトップ管理エージェントのインストールに関する問題について説明します。また、アプリケーション管理やワークステーションイメージングなどのDesktop Managementコンポーネントのインストールに関する問題についても触れます。
便利なように、LinuxにZENworksデスクトップ管理サービスをインストールする際の問題点はまとめられています。
この節では、Novell ZENworks 7デスクトップ管理サービスをLinuxにインストールする際に検出された問題について説明します。
LinuxサーバにZENworks 7 Desktop Managementをインストールした後に初めてConsoleOneを開いたとき、ライセンスに関するポップアップメッセージが表示されます。ZENworks Desktop Management Linuxコンピュータを管理するには、ライセンスコードを入力する必要があります。
[インストールが完了しました]メッセージが表示され、インストールされたすべてのZENworksサービスが開始したことが示されますが、LinuxへのZENworks 7デスクトップ管理サービスのインストールが完了した後も、proxydhcpサービスは開始されません。再起動しても開始されません。このサービスを開始するには、/etc/init.d/novell-proxydhcp startを実行します。再起動後にサービスを開始させる場合、ランレベルエディタを使って、必要なランレベルにデーモンを追加します。
SLES 9サーバにZENworks 7 Middle Tier Serverのみをインストールした後にYaSTを開き、[ソフトウェアのインストール]を選択して[依存関係]をクリックすると、依存関係の競合が発生したことを示すエラーが表示されます。
こうしたエラーは、この依存関係がnovell-zenworks-commonであることを示します。この依存関係は、同じコンピュータにZENworks 7 Desktop Management Serverもインストールしない限り、サーバにコピーされません。
Middle Tier Serverが単独でSLES 9サーバにインストールされている場合、このエラーは無視できます。
ZENworks 7 Middle Tier ServerをOES(Linux)サーバの出荷バージョンにインストールして、ユニバーサルパスワードの設定を有効にすると、Middle Tier Server経由でログインするユーザはすべて認証されません。管理者もログインできないため、NSAdminユーティリティは使用できません。
この問題を解決するには、次のいずれかの方法を実行します。
この節では、Desktop Management Serverをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
Desktop Management Serverのインストールプログラムを実行するには、インストールを実行するワークステーションの指定のシステムドライブに、十分な空き容量が必要です。インストールプログラムが失敗した場合、空き容量が不足している可能性があります。
インストールを継続するには、十分な空き容量を作成する必要があります。Windowsドライブがいっぱいの場合は、別のドライブのディスクスペースを使用するようSystemDrive環境変数を設定することができます。
Desktop Management Serverのインストールプログラムは、NetWareサーバのautoexec.ncfファイルを読み込み、最初にリストされたBIND IP Addressステートメントを使用します。ファイルに複数のBIND IP Addressステートメントが含まれていて、最初のアドレスが誤っていたり、無効である場合、インストールは失敗します。
この問題を解決するには、autoexec.ncfファイル内で最初にリストされているIPアドレスが正しいことを確認します。
ConsoleOneがインストールされたWindows 2000サーバを使用して、別のサーバにDesktop Management ConsoleOneスナップインをインストールすると、WindowsのレジストリにConsoleOneの新しいインストールパスが追加されます。Windowsのレジストリには、以前にインストールしたConsoleOneのデフォルトのインストール先も含まれています。
同じWindows2000サーバを使用してConsoleOneスナップインを別のサーバにインストールすると、スナップインのインストールではデフォルトのインストールパスが使用されるために、インストールは失敗します。
別のサーバからスナップインをインストールできない場合は、次のレジストリエントリからデフォルトの値を削除してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App_Paths\ConsoleOne.exe
[前提条件チェック]チェックボックスが選択されていて、クラスタオブジェクトが[サーバ選択]リストの最初に表示されるサーバではない場合、Desktop Management Serverのインストールプログラムは、複数のサーバを含むeDirectoryツリー内のクラスタに対してインストールを実行することができません。
この問題を回避するには、[前提条件チェック]チェックボックスの選択を解除します。
ZENworks 7デスクトップ管理サービスをインストールすると、eDirectoryツリー内に新しいConsoleOneアプリケーション更新オブジェクトが作成されます。このオブジェクトは、適切な設定が行われるまで機能しません。
オブジェクトを設定するには
ConsoleOneで、ConsoleOneアプリケーション更新オブジェクトを右クリックし、[プロパティ]、[実行オプション]タブ、[アプリケーション]の順にクリックします。
[ファイルへのパス]フィールドに、「\\server_name\sys\public\zenworks\c1update.exe」と入力します。
または
この節では、Middle Tier Serverをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
Windows 2000/2003サーバにNovell Clientをインストールして、同じコンピュータにMiddle Tier Serverをインストールした場合、このサーバからNovell Clientをアンインストールすると、Middle Tier Serverで障害が発生します。Novell Clientのアンインストールプログラムを実行すると、ZENworks Middle Tier Serverで必要とされる重要なファイルが削除されます。
この同じシナリオで、Novell Clientを4.9 SP2にアップグレードすると、異なるバージョンのnicm.sysがインストールされます。ZENworks 7 Middle Tier Serverに含まれるnicm.sysを使用しないと、Middle Tier Serverで障害が発生します。
この問題を回避するには、次の2つのオプションがあります。
以前にOES NetWareサーバにZENworks 7 Middle Tier Serverをインストールし、その後でNetWareサーバをOES Support Pack 1にアップグレードした場合、サポートパックインストールプログラムは、XTierの新しいバージョン(バージョン3.01)でZENworks 7 Middle Tier Server (バージョン2.0x)を上書きします。このXTierのバージョンは、他のZENworks 7 Middle Tierコンポーネントと互換性がないので、事実上、Middle Tierは無効となります。
OESサーバをOES Support Pack 1にアップグレードする必要がある場合、OESをアップグレードした後にZENworks 7 Middle Tier Serverを再インストールすることにより、この問題を回避できます。
この節では、デスクトップ管理エージェントをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。詳細については、Novell KnowledgebaseのTID 10078667を参照してください。
重要: ZENworks for Desktops 4.0に付属するデスクトップ管理エージェントのバージョンは、現在はサポートされていません。デスクトップ管理エージェントをZENworks 7にアップグレードする前に、この旧バージョンのエージェントを、ZENworks 6スイート(ZENworks for Desktops 4.0.1/SP1b)以降に同梱されているバージョンに置換する必要があります。
デスクトップ管理エージェントMSIパッケージをアンパックして実行するには、ワークステーションにMicrosoft Windowsインストーラエンジン(msi.dll)とWindowsインストーラ実行可能ファイル(msiexec.exe)がインストールされている必要があります。Windows 98の一部のワークステーションにはMSIエンジンがインストールされていないことがあるため、この場合、デスクトップ管理エージェントMSIパッケージをインストールすることができません。
Microsoftのダウンロードサイトから、最新のWindowsインストーラを入手するか、Novell ZENworks 7 Companion 2 CDの\microsoft windows installer\98フォルダにあるMSI 2.0ファイルを使用してください。
Application Launcherを使用してデスクトップ管理エージェントMSIをWindowsワークステーションに配布する場合、ワークステーション上のConsoleOneを閉じておく必要があります。
配布中にConsoleOneが開いていると、デスクトップ管理エージェントMSIのインストールが失敗します。
ユーザが、アプリケーションオブジェクトのアイコンを右クリックしてアンインストールを実行しても、ワークステーションの再起動を要求されません。したがって、ユーザベースのアンインストールを許可しないようデスクトップ管理エージェントMSIオブジェクトを設定することをお勧めします。
管理者権限を持っているユーザは、[プログラムの追加と削除]を使用してデスクトップ管理エージェントをアンインストールできます。この場合、ワークステーションの再起動を要求するメッセージは表示されません。ZENworks 7をDesktop Management Serverに適用した場合は、Desktop Management Server のsys:public\mgmt\consoleone\1.2\binフォルダにあるagentdistributor.exeユーティリィティを使用できます。このユーティリィティを使用することで、ワークステーションにそのIPアドレスに基づいて最新のエージェントを「プッシュ」できます。
myapps.htmlをWindows 98ワークステーションにインストールすると、Windowsのコントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]機能を使用してアンインストールできない一部のZENworks管理エージェントのファイルがWindows 98ワークステーションにインストールされます。
これは、同じワークステーションにNovell Clientをインストールする必要がある場合に問題になります。Novell Clientのインストールプログラムは、デスクトップ管理エージェントのファイルを検出すると、ワークステーションからデスクトップ管理エージェント(または関連ファイル)が削除されるまで処理を続行しません。これらのファイルはエージェント全体の一部にすぎないため、[アプリケーションの追加と削除]の一覧にはデスクトップ管理エージェントが表示されません。
Windows 98ワークステーションでApplication Browserビュー(myapps.html)からアプリケーションプラグインをインストールした後に、Application Browserビューから利用可能なエージェントMSIを使用して、このワークステーションに完全なZENworksデスクトップ管理エージェントをインストールした場合、Application Browserビューは動作を停止します。
この問題が発生するのは、BrowserビューからMSIのインストールを実行中にファイル名の切り捨てが実行されるためです。Application Browserビュー以外の方法で、Windows 98にエージェントMSIをインストールすることをお勧めします。
自身でまたはユーザがWindows 98ワークステーションからZENworks 7 Desktop Management Agentをアンインストールした場合、アンインストールプロセスが次のエラーメッセージとともに失敗する場合があります。
Error 1605:This action is only valid for products that are currently installed
この失敗は、Windows 98 MSI Installerがアンインストール用のWindowsレジストリの設定を不正確に行ったことに起因します。
この問題を回避する手順は、InstallShield Consumer Centralが発行するKnowledgebaseリソースに示されています。推奨される回避手段は、ワークステーションからレジストリエントリをクリアするWindows Installer CleanUpユーティリィティを実行することです。このユーティリィティは、Microsoftサポートサイトからダウンロードできます。
Novell Client 4.9 SP1a、Novell NetIdentity 1.2 (同じNovell Client CDから)、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントの順にインストールした後、エージェントを削除すると、エージェントのNetIdentityファイルが削除されるため、NetIdentityは機能しなくなります。
この問題を回避するには、Windowsの[プログラムの追加と削除]を使ってNetIdentityを削除した後、再インストールする必要があります。
Novell Clientを使用しているクリーンなワークステーションにNetIdentityをインストールすると、NetIdentityはWindowsコントロールパネルの[プログラムの追加と削除]リストに表示されます。
次にこのワークステーションにZENworksデスクトップ管理エージェントをインストール(NetIdentityもインストールされる)した場合、Windowsの[プログラムの追加と削除]を使ってワークステーションからNetIdentityを"削除"することができますが、実際にコンピュータから削除されるわけではありません。[プログラムの追加と削除]のリストから削除されるだけです。ZENworksデスクトップ管理エージェントをアンインストールしない限り、NetIdentityは削除されません。
Windows 98ワークステーションにNovell Client 3.xをインストールして、Workstation Managerを有効にした後、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストールし、Novell Client 3.xをアンインストールすると、このワークステーションからWorkstation Managerがアンインストールされます。したがって、このワークステーションにポリシーが配布されなくなります。
この問題を解決するには、Windows 98ワークステーションでデスクトップ管理エージェントをアンインストールして、再インストールする必要があります。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントのインストール後に、以前のバージョンであるZENworks for Desktops 4.0.1パッチまたは暫定リリースを配布したり、こうしたリリースに"ロールバック"したりすると、このワークステーションはインポート済みとして認識されなくなり、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションがNovell Application Launcherのビューに表示されなくなります。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストール済みの場合、デスクトップ管理エージェントのZENworks for Desktops 4.0.1パッチまたは暫定リリースにロールバックしないでください。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをワークステーションにインストールすると、一部のサードパーティのネットワークログインGINAは上書きされます。ZENworks 7 Desktop Management Agentは、次のサードパーティのGINAをサポートします(つまり、Desktop Management Agentをインストールしても上書きされません)。
他のサードパーティのGINA(つまり、このリストにないGINA)がユーザワークステーションにすでにインストールされている場合、Desktop Management Agentはインストールされません。Desktop Management Agentのインストールを強制し、サードパーティのGINAを上書きする場合は、IGNORE_3RDPARTY_GINA MSIプロパティに1を設定します。
重要: 他の一部サードパーティのGINAは、Microsoft GINAチェーンのリストでプライマリ(最初)でなければ機能しません。このことは、Desktop Management Agentがすでにインストールされているワークステーション上で問題になります。つまり、Desktop Management Agentをチェーン内でリストのプライマリに置く必要があり、この場合にサードパーティのGINAが無効になります。
ZENworks 7に付属するデスクトップ管理エージェントディストリビュータ(agentdistributor.exe)により、エージェントの配布に使用するWindowsワークステーションのCPUに大きな負荷がかかる場合があります。この問題は、いくつかの構成要素を選択した場合に発生します。デスクトップ管理エージェントの機能、Middle Tierのアドレス、およびZENworksツリー名を使用するとコマンドラインが長くなります。コマンドライン文字列が長すぎる(約240文字)と、エージェントの展開に使用されるZDPAServiceにより、CPUに大きな負荷がかかります。この結果、コンピュータがロックされる場合があります。
コマンドラインの長さを短くする方法の1つに、デスクトップ管理エージェントでインストール可能なすべての機能を選択する方法があります。この方法を実行すると、省略されたコマンドライン(ADDLOCAL=ALL)がバッファに渡されるようになり、エージェントディストリビュータは通常どおり実行します。
重要: この手順により、デスクトップ管理エージェントのすべての機能がインストールされます。ビジネスニーズに応じて、会社のユーザデスクトップにこうした機能すべてをインストールする必要がない場合があります。一度に1つのエージェント機能をインストールすることは推奨されません。
エージェントディストリビュータの詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』の「デスクトップ管理エージェントディストリビュータによる、Microsoftドメイン内でのワークステーションへのエージェントの展開」を参照してください。
Microsoft RDP 5.1クライアント(msrdp.ocx)は、ZENworks 7 Launchガジェットに含まれています。RDPクライアントセッションで実行するよう設定したターミナルサーバアプリケーションをユーザが起動すると、ファイルの証明書の期限が切れていることを示すエラーメッセージがLaunchガジェットにより生成されます。
エラーメッセージで[はい]をクリックしてインストールを続行した場合、Launchガジェットは、ユーザのワークステーションのc:\program files\novell\zenworksディレクトリにmsrdp.ocxファイルをインストールし、OCXファイルを登録します。
ZENworks管理エージェントのインストールプログラムを使って、ワークステーションにmsrdp.cabファイルをインストールする場合、エラーメッセージは表示されません。
この節では、ZENworks 7 Desktop Managementのワークステーションイメージングコンポーネントをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
ZENworks Serverのワークステーションイメージングコンポーネントを再インストールまたはアップグレードすると、Desktop Managementlog.txtログファイルに次の行が追加されます。
Imaging\NTa Components NOT successfully installed on
<server_name> at <installation_path>
Imaging\NTb Components NOT successfully installed on
<server_name> at <installation_path>
このインストールログファイル(zenworks_for_desktops_server_installlog.log)は、zenimgdsr.dllファイルが正常にコピーされなかったことを示しています。この現象は、インストール中に元の.dllファイルがサーバ上で開いている場合に発生します。ZENworks for Desktops 4.xとZENworks 7 Desktop Managementの.dllのバージョンは同じであるため、インストールに失敗しても問題にはなりません。
エラーを回避したい場合は、サーバ上のzenimgdsr.dllの名前を変更してからインストールプログラムを実行します。
この章では、ユーザがZENworks Desktop ManagementまたはZENworks for Desktopsの古いバージョンからZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードした場合に発生する可能性のある問題について説明します。
ZENworks Desktop Management ServerをZENworks 7 (NetWare、Windows、またはLinuxサーバプラットフォーム)にアップグレードしたが、ZENworks 6.5 Middle Tier ServerソフトウェアをZENworks 7にアップグレードしておらず、Middle Tier ServerがNetWare 6で実行している場合、ワークステーションに関連付けられたグループポリシーを、ZfD 4.xまたはZENworks 6.5デスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションに配布できません。
この問題を回避するには、Middle Tier ServerをZENworks 7にアップグレードします。
デスクトップ管理エージェントにアプリケーションアップグレードオブジェクトを設定する場合、そのアプリケーションを一度だけ実行するように設定して、エージェントのインストール後は、そのアプリケーションがNovell Application Launcherに表示されないようにする必要があります。アプリケーションオブジェクトのアンインストールを無効にすることもお勧めします。
デスクトップ管理エージェントをアップグレードするのに管理者権限は必要ありません。インストール中、デスクトップ管理エージェントにより、ユーザの権限は一時的に昇格されます。
Usersグループのメンバとしてのみログインしている場合にZENworks Desktop Management Agentをバージョン7にアップグレードすると、HKLM\Software\Novell\Workstation Manager\Identificationレジストリキー内の情報が失われます。この結果、ワークステーション内での登録が失われます(つまり、eDirectoryツリーにインポートされなくなります)。
この状態が生じるのは、アンインストールに先立ってレジストリ情報の読み込みと保存が行われていないためです。一部の環境では、次回のワークステーションの再起動時にワークステーションが再度インポートされるので問題になりません。インポートがユーザ(名前または場所)に依存する環境では、ユーザはワークステーションが再度インポートされるまでに、(インポートポリシーの)[User Login Limits]フィールドで指定された回数だけログインする必要があります。
注釈: この問題を回避するには、デスクトップ管理エージェントをアップグレードする前に、HKLM\Software\Novell\Workstation Manager\Identificationキーへのアクセス許可を変更し、Usersグループに読み込みアクセスを許可しておきます。適切なアクセス許可を含むINFファイルをインポートすることにより、ZENworksグループポリシーを使用してレジストリのアクセス許可を配布できます。詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「Windowsグループポリシー(ユーザパッケージおよびワークステーションパッケージ)」を参照してください。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストールした後、将来のアップグレードのために必要なアクセス許可がこのレジストリキーに設定されます。
すでにWindows 98にインストールされているZENworksデスクトップ管理エージェントをZENworks 7バージョンにアップグレードすると、ncred9x.dllでエラーが発生したことを示すメッセージが、ワークステーションの再起動後に表示されます。このアップグレードの失敗後、ユーザはログインすることができず、ワークステーションはエラーが発生したままの状態になります。
このエラーは、特定のファイルを適切に更新しない、Windows 98 MSIエンジンの欠陥によるものです。
この問題を回避するには、Windows 98ワークステーションの場合にだけ、次のプロパティをMSIアプリケーションオブジェクトに設定する必要があります。
REINSTALLMODE=vamus
このプロパティにより、Windows 98ワークステーションに適切なファイルが配置されます。
MSIプロパティの設定に関する詳細については、『ZENworks 7 Desktop Management 管理ガイド』の「Application Management(アプリケーション管理)」セクションの「リファレンス:アプリケーションオブジェクトの設定」にある「[MSI]タブ」を参照してください。
この章では、ログイン時にNovell Clientまたはデスクトップ管理エージェントを使用してDesktop Management Serverのユーザ認証を得る際に発生する可能性がある問題について説明します。
NetWareサーバ上のホストファイルを編集した後にワークステーションをインポートしようとした場合、NetWareサーバで500レベルのエラーが発生することがあります。
この問題を回避するには、ZENworks Middle Tier Serverのインストール先であり、そのホストファイルを編集してワークステーションをインポートできるよう設定したNetWareサーバの再起動を実行する必要があります。
Windows 2000コンピュータにActive Directory*(Desktop Management Serverがプライマリドメインコントローラとして機能するため)とeDirectory(Desktop Management対応のため)の両方がインストールされている場合、このコンピュータ上にインストールされたDesktop Management ServerからMiddle Tier Serverを介して認証を得ようとすると、完全なコンテキストでログオンしない限りユーザは認証されません。
これは、Active DirectoryとeDirectoryのLDAPリスナ間でデフォルトのLDAPポートが競合することが原因です。このようなポートの競合の問題を回避するには、eDirectoryをインストールする際に、デフォルトの389以外のLDAPポートを選択するか、ConsoleOneでサーバのコンテナ内のLDAPグループオブジェクトを変更します。次に、Middle Tier ServerのNSAdminユーティリティを使用して、選択したポートと通信するようにMiddle Tier Serverを設定します。
NSAdminでポートを設定するには
Internet Explorerの[アドレス]ボックスに、NSAdminユーティリティのURLを入力します。例:
http://server_name_or_IPAddress/oneNet/nsadmin
LDAPポート設定パラメータの[値]フィールドに、eDirectoryで選択したLDAPポート番号を指定します。Middle Tier Serverは、ここで指定した番号を使用してDesktop Management Serverと通信する必要があります。次に、[Submit(送信)]をクリックします。
注釈: NSAdminユーティリティを使用する場合に、Internet Explorer 以外のインターネットブラウザ(Mozilla Firefoxなど)を使わないでください。他のブラウザではNSAdminを適切に実行できません。
この問題の詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10073537を参照してください。
NetWare 6で実行中のMiddle Tier Serverのハンドラ(xzen.nlmなど)を手動でアンロードしようとすると、サーバが異常終了します。
NetWare 6では、ApacheおよびMiddle TierのハンドラをアンロードするのにNVXADMDNを使用する必要があります。NVXADMUPを使用して、ApacheおよびMiddle Tierのハンドラを再起動します。
NetWare 6.5では、ApacheおよびMiddle TierのハンドラをアンロードするのにAP2WEBDNを使用する必要があります。AP2WEBUPを使用して、ApacheおよびMiddle Tierのハンドラを再起動します。
ローカルのWindows2000ユーザの管理者権限がない場合、Windows 2000でndscons.exeを使用して、Middle Tier ServerとDesktop Management Server間の接続を確認することはできません。
ワークステーションにインストールされているデスクトップ管理エージェントが、Novell Clientを使用せずにPassiveモードで実行されている場合、[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックス((Ctrl)+(Alt)+(Delete))で[パスワードの変更]をクリックすると、ドロップダウンボックスに次のようなオプションが表示されます。
<Novell Netidentity Credentials Provider>
これは、NetIdentityからeDirectoryのパスワードを変更するオプションですが、現在は機能していません。Passiveモードで実行されているエージェントのパスワードを変更するには、コントロールパネルを開き、[ZENworksエージェントのオプション]をクリックして、適切なダイアログボックスでパスワードを変更します。
Novell Clientとデスクトップ管理エージェントが同じワークステーションにインストールされている状態で、ユーザがローカルワークステーションにログインし、myapps.htmlを開いて、[Application Launcher]Webビューの[オンライン作業]リンクをクリックした場合、NetIdentityログインは機能しません。この動作は仕様です。ワークステーションにNovell ClientとZENworks管理エージェントの両方がインストールされている場合、アプリケーション管理は常にNovell Clientを使用します。
ワークステーションにエージェントだけがインストールされている場合、Webビューの[オンライン作業]リンクをクリックすると、NetIdentityログインが実行されます。
ZENworks for Desktops 4.xデスクトップ管理エージェントを使用するワークステーションは、ファイル(キャッシュされるアプリケーションなど)にアクセスするのに、Linuxコンピュータ(SLES 9 SP1またはOES Linux)にインストールされたMiddle Tier Serverを経由する必要がある場合、こうしたファイルに対し、WindowsにインストールされたDesktop Management Serverからアクセスすることはできません。
この問題は、次に示す2つの理由により発生します。
ZENworks 6.5以降のデスクトップ管理エージェントをインストールすることにより、この問題を回避できます。ZENworks 6.5以降のデスクトップ管理エージェントはZENMUPを使って、Windowsサーバと直接やり取りします。
ワークステーションがファイアウォール経由で認証を行い、ログイン時にポリシーファイルやアプリケーションファイルをコピーするときに、ログインに要する時間が長くなることがテストにより示されます。
この問題を回避するには、バックエンドのファイルの場所にIPアドレスではなくDNS名を使用するよう、アプリケーションおよびポリシーを設定することをお勧めします。
ユーザがログインしてZENworksアプリケーションまたはポリシーにアクセスするときに実行されるLDAP認証は、ユーザのパスワードの有効期限が切れたときにユーザに付与される2つの猶予ログインを使用します。猶予ログインは、eDirectoryユーザオブジェクトの[制限]ページ(パスワード制限セクション)のConsoleOneで設定します。
たとえば、eDirectoryがサーバに猶予ログインが2つ残されていることをユーザに通知したとき、このユーザは、実際には猶予ログインを持たないため、パスワードをリセットしない限りログインできません。
この章では、Desktop Managementワークステーションインポート/削除コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
この章では、Desktop Managementのワークステーション管理コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
[ワークステーション設定を保持する]を選択した場合でも、ZENworks 7 Desktop Managementでは、ワークステーションポリシーパッケージ内で設定されたWindowsワークステーショングループポリシーの起動スクリプトがシステム起動時に実行するようにスケジュールされている場合に、それが一貫して実行されないことがあります。
この節では、Windowsグループポリシー管理で適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
ConsoleOneからMMC (Microsoft Management Console)を起動してWindowsグループポリシーを編集する場合(特にAdministratorやGuestなどのデフォルトのユーザアカウント名を変更する場合)、変更するデフォルトのアカウント名ではログインしないようにします。このデフォルトのアカウント名を使用してログインし、アカウントを変更すると、この変更された名前は、ConsoleOneで指定したネットワークのパスには保存されず、管理コンピュータ上に保持されます。
Roamingプロファイルを持つネットワークユーザがログインするWindowsワークステーション上に複数のc:\documents and settings\username.machine_name.nnnフォルダが存在する場合、またはWindowsのログオフやワークステーションのシャットダウンに時間がかかるようになった場合は、Windowsレジストリキーが開いたままになっていることが原因として考えられます。
この問題を回避するには、Microsoft User Profile Hive Cleanup Serviceをダウンロードして使用します。このユーティリィティは、ユーザハイブ内で開いているレジストリキーを閉じ、ログオフ時のRoamingプロファイルの正常な削除、および迅速なワークステーションのログオフとシャットダウンを可能にします。
Novell Application LauncherTMを使用して、影響を受けるすべてのワークステーションにこのMSIアプリケーションを配布することをお勧めします。
ZENworks 7 Desktop Managementをインストールした後、ユーザポリシーパッケージでZENworks 7 Desktop Management iPrintポリシーを設定し(iPrint Clientがインストールされ、プリンタドライバがユーザに配布されます)、ワークステーションを再起動しても、Windows 2000/XPワークステーションを実行しているユーザにiPrintプリンタは配布されません。
NetWare 6でこの問題を回避するには、\\server_name\sys\login\ippdocsディレクトリのiprint.iniファイルにあるAllowUserPrinters値をデフォルトの0から1に変更します。これにより、ユーザはプリンタを追加できるようになります。NetWare 6.5の場合、iprint.iniファイルは\\server_name\sys\apache2\htdocs\ippdocsディレクトリに存在します。
注釈: iprint.iniファイルが利用できるのは、Novell Distributed Print ServicesTMをNetWareの一部としてインストールし、同じディレクトリにnipp.exeを解凍している場合に限ります。iprint.iniおよびnipp.exeファイルがない場合は、http://support.novell.comのNovellサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、TID 2968629を参照してください。
iPrintポリシーを使用して、Windows 2000/2003ターミナルサーバユーザセッションにファイアウォールを介してプリンタを配布する場合、このポリシーは、iPrintプロキシアドレスの手動設定を無効にするのに必要なレジストリキーを正しく設定しません。
ファイアウォール外からプリンタに印刷する必要のあるターミナルサーバセッションのユーザはすべて、次の手順を実行してプロキシアドレスを設定する必要があります。
ユーザのターミナルサーバセッションで、[スタート]、[すべてのプログラム]、[Novell iPrint]、[iPrint Client]の順にクリックし、[Proxy]タブをクリックします。
[Use a proxy Server for iPrint Printing]チェックボックスを選択します。
[Proxy URL]フィールドに、プロキシサーバの外部ファイアウォールプロキシアドレスを入力し[OK]をクリックします。
プロキシアドレスが設定されたら、プリンタポリシーは問題なく配布を実行します。
この章では、アプリケーション管理コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
nal.exeとnalexpld.exeは製品に付属しており、実行可能ファイルを起動することができますが、この目的は既存のログインスクリプト機能を継続的に保持することにあります。
ZENworks 7 Desktop Managementは、nalwin32.exeによってサポートされるスイッチのみをサポートしています。これらのスイッチの一覧を参照するには、次のコマンドを入力してください。
nalwin32.exe /?
次のコマンドを入力した場合も、同じスイッチが表示されます。
nalwin.exe /?
現時点では、[ファイル]メニューの[Exit Application Explorer(Application Explorerの終了)]を使って[Application Explorer]ウィンドウを閉じることができません。
Application Explorerを閉じるには、[Application Explorer]ウィンドウの右上隅に表示される[閉じる(X)]ボタンをクリックします。
[Application Window]ビューの右ペインからWindowsデスクトップにアプリケーションアイコンをドラッグすることができます。ただし、この操作を実行すると壊れたショートカットが作成されるだけであり、このショートカットをクリックしてもアプリケーションは起動しません。
ショートカットを作成した後に[Application Explorer]ビューを起動することにより、この問題を回避することができます。Application Explorerを起動すると、このショートカットは正常に機能します。後でApplication Explorerを閉じると、このショートカットはデスクトップから削除されます。
ユーザがWindows XPデスクトップのWebページ背景としてmyapps.htmlを使用するオプションを設定した場合、Windows XPでスクリプトエラーが発生し、myapps.htmlはアプリケーションを表示しません。
ユーザがこの機能を使用するには、この機能での処理が不可能な、myapps.htmlの該当部分について編集を行う必要があります。最も簡単な方法は、ファイルに含まれるWriteData()関数からデータを抽出し、そのデータを新しい.htmlファイルのコンテンツとして使用する方法です。
このWebページのコメントは次のようになります。
<head>
<title>Novell Delivered Applications</title>
</head>
<body scroll='no' style='margin:0; overflow:hidden'>
<object id="AxNalView" classid="CLSID:4F4B2E32-B44C-450E-8683-6903FE9DDCEA" width="100%" height="100%">
<!--param name="SingleTree" value="ZENWORKS_TREE"-->
<!--param name="PortalView" value="false"-->
<!--param name="BannerURL" value="http://www.company.com/banner.html"-->
<!--param name="BannerHeight" value="80"-->
<!--param name="ShowTree" value="true"-->
<!--param name="ShowTasks" value="false"-->
<!--param name="AppDisplayType" value="1"-->
<!--param name="ShowAppFrameNavigation" value="true"-->
<!--param name="ShowIEToolbarButton" value="true"-->
</object>
</body>
</html>
このファイルをハードドライブに保存して、XPの背景として使用することができます。
Apache Webサーバが提供するWebページにアクセスし、そのWebページに日本語の文字が含まれている場合(myapps.htmlの日本語バージョンなど)、そのページで文字化けが発生することがあります。
これはApache Webサーバで既知の問題です。Apacheで簡単な設定を実行することにより、この問題を回避することができます。この問題に関する詳細については、Sun Developer Networkサイトの記事「Creating Multilingual Web Sites with Apache」を参照してください。この問題を回避するサーバの設定方法に関する詳細については、Apache HTTP Server Version 2.0のマニュアルに含まれる記事「Content Negotiation」を参照してください。
ZENworks 7 Desktop Managementのバージョンのmyapps.html (Application Launcherプラグインの一部)には、Windowsターミナルサーバからシンクライアントアプリケーションを起動する機能が含まれていません。
ユーザがシンクライアントアプリケーションを起動できるようには、ユーザのワークステーションにZENworks管理エージェントをインストールする必要があります。
ZENworks Desktop Managementの次回リリースでは、Application Launcherのプラグインに、ワークステーションからシンクライアントアプリケーションを起動できる機能が追加される予定です。
アプリケーションオブジェクトの新しいターミナルサーバシステム要件は、リモートのターミナルサーバセッションにのみ適用されます。ターミナルサーバコンソールで実行されているセッションは、デフォルトでリモートセッションと見なされます。この動作は、ターミナルサーバ上に次のレジストリキーを作成することで変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Netware\Nal\ConsoleIsNotTS
このレジストリキーを作成すると、ターミナルサーバコンソール上で実行されているセッションは非ターミナルサーバセッションと見なされます。
ユーザが、ローカルにログインするためにバージョン4.9 Support Pack 2より古いNovell ClientTMを使用している場合(つまり、[ワークステーションのみ])、NWGINAはeDirectoryに対する認証を実行せず、どのようなネットワーク要求も行いません。さらにNovell Clientは、プライマリツリーになることが決定しているeDirectoryTMツリーへの非認証の(または「監視された」)接続を持つことになります。
ユーザが引き続きMiddle Tierログインを使用してNovell Application Launcherから認証した場合、NetIdentityクライアントはMiddle Tier ServerによりサービスされるZENworks Management Serverに認証します。
この認証を通じたApplication Launcherによるアプリケーションの配布は失敗します。これは、クライアントが「監視された」接続を確立したサーバ上に配布対象のファイルが置かれているためです。クライアントはこの接続を通してサーバ上のsys:ボリュームを参照します(古いクライアントはlogin.exeを実行することにより認証するので、すべてのユーザがNetWareサーバのsys:ボリューム上の\loginディレクトリへの権利を持ちます)。
ユーザはこの問題を回避するために、サーバへのログイン時にシステムトレイ内でNovell Clientの赤い[N]アイコンを右クリックする必要があります。ユーザは、システムトレイの[Application Launcher]アイコンを右クリックして[ZENworks Middle Tier Serverログイン]を選択することによりログインしないでください。
配布されたアプリケーションをワークステーションからアンインストールするように設定しても、アンインストール完了後に再起動を要求するメッセージは表示されません。
アンインストールによってWindowsレジストリが影響を受けている可能性があるため、ワークステーションを再起動しないと、起動時にWindowsレジストリを読み込む他のアプリケーションにも悪影響を及ぼす恐れがあります。配布されたアプリケーションをアンインストールした後は、必ず手動でワークステーションを再起動する必要があります。
.iniファイルアプリケーションを[作成するか、既存の値に追加]属性を選択した状態でアンインストールするよう設定した場合、このアプリケーションのインストール中に追加された値は削除されません。
現時点でこの問題を回避するには、.iniファイルを手動で編集する必要があります。
Novell Licensing Servicesの重要なコンポーネントであるnls32.dllは、現在のNovell Clientには付属していません。その結果、Desktop Managementでソフトウェアライセンスのメータリングおよびモニタリング機能を使用すると、エラーが発生します。
この問題を回避するには、アプリケーションライセンスをチェックする各ワークステーションに、Companion 1 CDのcompanioncd\companion1\licensingディレクトリからnls32.dllとnlsapi32.dllをコピーします。Windows 2000/XPワークステーションではc:\winnt\system32ディレクトリにコピーします。Windows 98 SEワークステーションでは、c:\windows\systemディレクトリにコピーします。
ユーザがeDirectoryに認証せずにワークステーションにローカルにログインした場合に、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションセットのアイコン(接続解除可能であることを示すアイコン)が直ちに表示されません。
コードに備わる遅延により、5分間待機した後にNovell Application Launcherを更新することで、アイコンがデスクトップ上に再表示されます。
[Workstation Associated(ワークステーションに関連付け)]オプションが選択されており、ワークステーション起動キャッシュが無効になっている状態で、ワークステーションに関連付けられたMSIアプリケーションを配布しようとしたが、ワークステーションセキュリティスペースに配布物が含まれていない場合、アプリケーションの配布に失敗したことを示すエラーメッセージが表示されます。
この配布が失敗に終わるのは、Application Launcherがユーザ権限を使ってMSIアプリケーションの属性を読み取ろうとするためです。起動キャッシュへの書き込みが無効になっているため、ユーザ権限は認識されません。したがってユーザは、キャッシュ外のアプリケーションオブジェクトに対する権限を有しません。
このエラーを回避するには、次のいずれかの操作を実行します。
cifs.nlmをロードしたNetWare 6.5に対して実行しているNovell Application Launcherが、強制キャッシュに設定されているアプリケーションオブジェクトにアクセスした場合、最初のアプリケーションがキャッシュされた時点でそのNetWareサーバが異常終了することがあります。
これは既知の問題であり、NetWare 6.5 SP1パッチおよびNetWare 6.5 SP2で修正されています。
eDirectoryツリーへのワークステーションのインポートに成功した後に再起動を実行しない限り、ユーザは、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションを利用することができません。
ZENworks for Desktops 4 SP1bまたは4.0.1デスクトップ管理エージェントもインストールされているWindows XPワークステーションからConsoleOneおよびZENworks 7スナップインをローカルで実行する場合は、Windows XPワークステーションでConsoleOneに対してAOTファイルまたはAXTファイルをインポートまたはエクスポートできません。インポートまたはエクスポートしようとすると、ConsoleOneがクラッシュします。
ConsoleOneを使用してAOTファイルまたはAXTファイルをインポートまたはエクスポートする場合は、このような組み合わせのソフトウェアを使用しないことをお勧めします。
代わりに、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションからConsoleOneのローカルコピーを起動してください。このコピーには、ZENworks for Desktops 4 SP1bスナップインまたはZENworks for Desktops 4.0.1スナップインが含まれないようにしてください。
SnAppShotを使ってWindows XPアプリケーションのAOT/AXTを作成しようとすると、c:\windows\softwaredistributionディレクトリからファイルをコピーできなかったことを示すエラーが表示される場合があります。
このエラーは、c:\windows\softwaredistributionフォルダが除外リストに追加されなかったために発生します。
まだAOT/AXTの作成を開始していない場合は、手動で除外リストにc:\windows\softwaredistributionを追加することをお勧めします。
すでにsnAppShotプロセスを開始しており、エラーが表示された場合には、次の回避手順を実行してください。
日本語が利用可能なWindows XPワークステーションでsnAppShotを使ってアプリケーションを作成し、そのアプリケーションのインストールディレクトリを参照した場合、次のエラーが表示されることがあります。
External Exception C0000006(外部例外C0000006)
この問題は、次にリリースするsnAppShotで解消される予定です。
クラスタリソースからアプリケーションオブジェクトの配布を開始した後、配布が完了する前にクラスタリソースの移行を開始した場合、この配布は完了の前にタイムアウトとなり、エラーが発生することがあります。
この問題を回避するには、配布を手動で再開する必要があります。
新しいアプリケーションオブジェクトを作成する際に、既存のアプリケーションオブジェクトの.filファイルまたはレジストリキーをインポートしようとした場合、既存の情報が、スペース、拡張文字、または9文字以上で構成されるフォルダ名を含むパスに存在するときには、こうした情報のインポートに失敗します。
チェーン内の依存アプリケーションをZENworks環境内のWindows 98ワークステーションに配布する場合、Middle Tier ServerとDesktop Management ServerがZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードされていても、デスクトップ管理エージェントが4.xバージョンまたは6.5出荷バージョンからアップグレードされていないと、アプリケーション配布はさまざまなエラーとともに失敗することがあります。
こうした状況では、チェーン内で最初のいくつかのアプリケーションが正常に配布されたように見える場合がありますが、チェーン内にある以降のアプリケーションの配布でワークステーションが切断したような状態に置かれることがあります。
この問題を回避するには2つの方法があります。
この章では、Desktop Managementワークステーションイメージングコンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
Windows 2000ワークステーションのハードディスクをベーシックディスクシステムからダイナミックディスクシステムにアップグレードすると、パーティションテーブルが変更され、ワークステーションは運用パーティションでは起動できなくなります。ワークステーションは、Desktop Management Linux*パーティションでのみ起動します。ZENworks 7 Desktop Managementには、この問題の修正プログラムが含まれていません。
ZENworks 7のワークステーションイメージングコンポーネントは、ダイナミックディスクをサポートしません。ディスクをアップグレードすると、ワークステーションイメージングを使用することができなくなります。
複数のネットワークインタフェースカード(NIC)を搭載したWindows 2000サーバにZENworks 7 Desktop Managementワークステーションイメージングコンポーネントをインストールすると、イメージングプロキシサーバを特定のIPアドレスにバインドすることはできません。
ワークステーションイメージングをNetWareサーバにインストールする場合は、次のスイッチを使用して、イメージングプロキシサーバを特定のIPアドレス(目的のNIC)にバインドすることができます。
load imgserv -i:IP_Address
ZENworks 7 Desktop Managementのワークステーションイメージングと起動前サービスをNetWareクラスタにインストールしてからワークステーションをインポートし、ワークステーションのイメージングポリシーを設定して、PXE起動ディスクまたはPXEネットワーク起動によってワークステーションを起動する場合、ワークステーションはイメージングポリシーを認識せず、イメージングポリシーを実行しません。
NetWareクラスタ環境でZENworks 7起動前サービスを使用しないことをお勧めします。
PXE-on-Diskセットアップユーティリティが、NETGEAR, Inc.が製造したPXE互換ネットワークアダプタのドライバを検出または表示しません。
zimgboot.exeを使って作成された5つのブートディスクには、すべてのファイル(USBドライバなど)を含めるための十分な容量が存在しません。
ワークステーションでUSBドライバが必要となる場合、次に示すメッセージとよく似たエラーメッセージが表示されます。
Load USB Modules /bin/runme.s:/lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb No Such File or Directory
または
Load USB Modules /bin/runme.s:/lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb/storage No Such File or Directory
USBドライバを必要とするワークステーションでエラーが発生した場合、こうしたワークステーション用にイメージングブートCDを準備する必要があります。イメージングブートCDは、適切なUSBドライバを含むための十分な容量を備えています。
この章では、ZENworks Desktop Managementのリモート管理コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
管理されたワークステーションで複数のモニタが使用されている場合、管理コンソールからのリモートセッションでは管理されたワークステーションのプライマリモニタのみを管理します。
管理対象ワークステーションでリモートコントロールセッションを実行中に、表示モードをDOSボックスアプリケーションモードから全画面表示モードに変更すると、通常モードに戻すかDOSボックスを閉じるまで、更新は受信できません。
ユーザがリモートデスクトップ接続を使って、Windows XPワークステーションに接続した後、このワークステーションでリモートコントロールセッションを起動した場合、リモートコントロールコンソールの画面が黒くなり、ワークステーションをリモートでコントロールすることができなくなります。
Windows XPワークステーションを使用しているユーザは、ワークステーションのリモートコントロールを実行する前に、ローカルでログインする必要があります。
リモートコントロールセッション中、管理対象ワークステーションで使用されているアクティブデスクトップの壁紙を削除できない場合があります。この結果、リモート管理のパフォーマンスに影響が出ます。
この問題を回避するには、管理対象ワークステーションの壁紙を手動で無効にする必要があります。
壁紙を無効にした場合のWindows XPの動作は、他のWindowsオペレーティングシステムとは異なります。Windows XPで壁紙を設定すると、その壁紙のバックアップが作成されます。この壁紙を無効にすると、プライマリロケーションの壁紙のみが無効になります。したがって、設定を変更すると、その壁紙が再び表示される場合があります。
Windows XP管理対象ワークステーションでリモート管理セッションの実行中、継続的に変化するウィンドウ(たとえば、[タスク マネージャ])にマウスのカーソルを置くと、そのマウスのカーソルが管理対象ワークステーションで点滅します。この現象は、管理対象ワークステーションのみで見られます。
スケジュールが変更された場合、NetWare 6.5 SP1a以降のサーバで実行しているWake-on-LANサービスによってターゲットワークステーションが起動しないことがあります。
この問題を回避するには、このサービスを再起動します。
Windows 2000/XPワークステーションのDirectXアプリケーションは、リモートコントロールセッションまたはリモートビューセッション時には排他モードで実行しません。
リモート管理エージェントをZENworks 7にアップグレードするときサービスコントロールマネージャを実行していると、管理対象ワークステーションを再起動してもNovell ZENworks リモート管理サービスは作成されません。
この問題を解決するには、アップグレードの前にサービスコントロールマネージャが閉じていることを確認します。
ZENworks Wake-On-LANサービスがインストールされたLinuxサーバを再起動すると、Wake-On-LANサービスが適切に動作していても、このサービスが見つからないことを示すメッセージがブートログイン画面に表示されることがあります。このメッセージは無視することができます。
Windows 98ワークステーションで、リモート管理エージェントをZENworks for Desktops 4.0.1からZENworks 6.5 Desktop Managementに、またはZENworks 6.5 Desktop Management Support Pack 1からZENworks 7にアップグレードすると、設定されているリモート管理のパスワードが削除されます。
msiexec /i "path_of_MSI zfdagent.msi" REINSTALLMODE=vamus
MSIアプリケーションオブジェクトを使用してインストールする場合は、REINSTALLMODEプロパティでvamusを指定します。
重要: この解決策は、ZENworks 6.5 Desktop Managementまたはそれ以降のバージョンのデスクトップ管理エージェントからアップグレードする場合に限り使用できます。
この章では、Desktop Managementワークステーションインベントリコンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
インベントリサーバまたはインベントリデータベースをLinuxに再インストールする場合、まず再インストールの対象となるコンポーネントをアンインストールしてから、コンポーネントの再インストールを実行する必要があります。
NetWare 6.5 SP2/SP3サーバまたはNetWare OESサーバにZENworks 7 Desktop Managementのインベントリサーバコンポーネントをインストールした場合、インストール後にインベントリサービスが開始しないことがあります。
インベントリ対象のワークステーションにNovell Clientがインストールされていない場合、インベントリサービスオブジェクトのスキャンディレクトリ(scandir)パスに2バイト文字を使用すると、.strファイルはインベントリサーバに転送されません。
ZENworks 7 Desktop Managementのインストール後にインベントリサービスオブジェクトを設定して手動でscandirパスを変更しない限り、デフォルトのscandirパスは、インベントリサーバ側のコンポーネントとデータベースがインストールされるインストールパスと同じになります。
この章では、ZENworks 7 Desktop Managementを使用する際に発生する可能性のあるその他の問題、または回避策が必要になる可能性がある問題について説明します。
Windows XP SP2ワークステーションでLaunch ItemガジェットからRDPまたはICAアプリケーションを起動すると、次のエラーメッセージが表示されます。
To help protect your security, Internet Explorer stopped this site from installing software on your computer.(セキュリティを確保するため、Internet Explorerはこのサイトからコンピュータへのソフトウェアのインストールを中止しました。)Click here for options...(ここをクリックしてオプションにアクセスします...)
ユーザがWindows XP SP2(またはこれ以降)ワークステーションを使用している場合は、ユーザは[プラグイン]ダイアログボックスの最上部にある情報バーをクリックしてCitrix ICA/RDPクライアントをインストールできます。または、ユーザがCitrix ICA/RDPクライアントのインストールについて問い合わせることもできます。
ZENworks for Desktops 4.xの頒布版では、ConsoleOneのユーザオブジェクト、ワークステーションオブジェクト、およびコンテナオブジェクトのプロパティページには、[Application Launcher]および[アプリケーション]タブが含まれていました。
ZENworks 7 Desktop Managementでは、これらの2つのページは、ユーザ、ワークステーション、コンテナの各オブジェクトの[ZENworks]タブに統合されています。
ワークステーションインポートおよびワークステーション管理(ワークステーションまたはユーザに適用されたポリシー)は、ユーザがVPN経由で接続すると、異なる動作をする場合があります。詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10096902を参照してください。
デスクトップ管理データベースまたはインベントリデータベースをNetWareサーバにインストールした場合、データベースの処理中に次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Connection terminated abnormally(接続が異常終了しました)
これは誤ったメッセージであり、無視してかまいません。
2つの異なるIPアドレスが設定されたWindowsコンピュータでConsoleOneを実行している場合、ConsoleOneはデータをeDirectoryに送信できず、エラーコードが生成されます。
SUSE Linuxサーバで実行しているeDirectoryに対してストリーム属性を作成しようとしたときに、このエラーが発生する場合があります。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントは、NSure® SecureLogin 3.51.1よりも前のバージョンでは適切に機能しません。
SecureLogin 3.51.1より前のバージョンがすでにインストールされているワークステーションにZENworks 7管理エージェントをインストールすると、ユーザのログインの試行が失敗し、ワークステーションが再起動します。
すでにこの問題が発生している場合は、Novell KnowledgebaseのTID 10096513の手順に従ってワークステーションを動作状態に戻すことができます。
このドキュメントでは、大なり記号(>)を使用して、ユーザインタフェースのメニューを操作する順序を示します。
商標記号(®、TMなど)は、Novellの商標を示します。アスタリスク(*)は、サードパーティの商標を示します。
米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容または本書を使用した結果について、いかなる保証、表明または約束も行っていません。また、本書の商品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。また、本書の内容は予告なく変更されることがあります。
米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、すべてのノベル製ソフトウェアについて、いかなる保証、表明または約束も行っていません。またノベル製ソフトウェアの商品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、Novell製ソフトウェアの内容を変更する権利を常に留保します。
この契約で示されている製品および技術情報はすべて、米国輸出規制および他の国の輸出規制に従います。ユーザは、すべての輸出規制に準拠すること、および製品の輸出、再輸出、輸入を実行する場合には、必要なライセンスまたは分類を取得することに同意します。また、現時点での米国輸出除外リストに含まれる団体、または米国輸出規制で指定されている禁輸国またはテロリスト国家に対して輸出または再輸出しないことに同意します。さらに、製品を、禁止されている核、ミサイル、または生物化学兵器として最終的に使用しないことに同意します。Novellソフトウェアの輸出に関する詳細については、http://www.novell.com/info/exports/を参照してください。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、使用者が輸出に必要な承認を取得できないことについて、責任を負わないものとします。
Copyright © 2005 Novell, Inc. All rights reserved.本書の一部または全体を無断で複写・転載することは、その形態を問わず禁じます。
米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、このガイドに記載されている製品で具体的に示されているテクノロジに関する知的所有権を有しています。具体的には、これらの知的所有権には、Novell Legal Webサイトに記載されている1つまたは複数の米国特許、米国および他の国における1つまたは複数のその他の特許、または係属特許のアプリケーションが含まれます(ただし、これらに限定されません)。
ConsoleOne、NetWare、Novell、NSure、およびZENworksはNovell,Inc.の米国ならびに他の国における登録商標です。eDirectory、NLM、Novell Application Launcher、Novell Client、Novell Distributed Print Services、およびsnAppShotは米国Novell, Inc.の商標です。
すべてのサードパーティの製品は、それぞれの所有者に帰属します。